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米中通商協議発表を受けて為替市場は円売り優勢
【為替】米中通商協議発表を受けて為替市場は円売り優勢
[概況]

東京時間に当日安値110.455円まで下げたドルは中国商務次官が貿易交渉の為に訪米すると報道されて110円後半まで反発し、其の後は揉み合いとなった。
またトルコリラはトルコ財務相が外国人投資家との電話協議を前に期待から買われ、欧州市場朝方に19.45円の当日高値まで上昇した。
 
ドルは揉み合いが続き、NY市場で発表された経済指標(7月住宅建設許可件数と新規失業保険申請件数は予想より良、7月住宅着工件数と8月フィラデルフィア連銀景況指数は予想より悪化)はマチマチだったが、フィラデルフィア連銀景況指数の予想を大幅に下回る結果にドルは欧米市場安値110.545円まで値下がりした。
 
しかし米中通商協議開催の発表を好感してNY株式市場が大幅反発で始まるとドルも買われ、序盤のうちに昨日高値111.125円まで反発し、ユーロも126.500円(当日高値)まで上昇した。最後ドルは前日比+14.5銭高の110.880円と反発し、南アランド以外の主要通貨も上昇して引けた。
 
トルコリラはムニューシン米財務長官の「トルコで拘束されている米国人牧師が釈放されなければ追加制裁を準備」との発言に18.27円まで下げる場面があったが其の後19円を回復し、最後は+16銭高の18.93円で引ける続伸となった。トルコリラは上昇しているがムニューシン発言を見ればリスクが去った訳では無く、買うならやはりドルではないか。


[提供:カネツFX証券株式会社]


 
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