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133円高と堅調、米株高で買い戻し
東京株式(前引け)=133円高と堅調、米株高で買い戻し

25日午前の日経平均株価は反発した。前日比133円58銭高の2万3221円40銭で終えた。
前日の米国市場がハイテク株中心に買われ反発した流れを引き継ぎ、東京株式市場も下値に買いが入り堅調に推移している。
9月末の配当や株主優待の権利付き最終売買日である28日を前に、権利取り狙いの買いが続くとの見方も支えとなり、前場を通して買いが優勢だった。
 
前日の日経平均は足元で下値支持線となってきた25日移動平均(2万3216円、24日時点)を下回って引けていた。きょうは日本の取引時間中に米株価指数先物や主要アジア株が堅調に推移。日経平均が25日移動平均を上回ると、下落を見込んで売りを出していた短期筋の買い戻しを誘い、上昇に弾みがつく場面もあった。
 
ただ、米国では新規失業保険申請件数が増加するなど雇用情勢の回復ペースは鈍化しつつある。追加経済対策の策定も遅れている現状では、「景気の先行きに対する不透明感は根強い」のも確かだ。
 
前引け時点の東証1部の売買代金は概算で9861億円、売買高は5億2763万株だった。JPX日経インデックス400と東証株価指数(TOPIX)も反発した。
東証1部の値上がり銘柄数は1599。値下がりは471銘柄、変わらずは105銘柄だった。
 
業種別株価指数(33業種)は、ガラス・土石製品、倉庫・運輸関連業、輸送用機器などが上昇し、下落は、空運業、保険業、精密機器など。
 
個別銘柄では、日立物流との経営統合の見送りを発表したSGHDは14%高。ガイシが値を飛ばし、トヨタ、スズキも上伸した。上組が高く、10月末を基準日として株式1株を2株とする株式分割を発表した神戸物産は大幅高。ソフトバンクGが買い優勢で、ファーストリテは締まり、チェンジが高値追い。日東電、キーエンス、東エレク、村田製は底堅い。
 
半面、2021年3月期に過去最大の赤字となり無配に転落する見通しを示した西武HDは11%安。JR東日本などの鉄道株の一角も売られた。JAL、ANAが安く、第一生命、東京海上は軟調。HOYAが値を下げ、日本オラクルのほか、ソニー、ソフトバンク、楽天は下落した。
 
 
東証2部株価指数は前日比17.72ポイント高の6310.96ポイントと3日ぶり反発した。
出来高7317万株。値上がり銘柄数は248、値下がり銘柄数は136となった。
25日に東証2部に新規上場したSTIFHDは9時16分に公募・売り出し価格(公開価格、1900円)を180円(9.5%)上回る2080円で初値を付けた。
 
個別では、東邦金属が一時ストップ高と値を飛ばした。アヲハタ、アートスパークホールディングス、ベース、日本精鉱、理経など6銘柄は年初来高値を更新。アライドテレシスホールディングス、レオクラン、ワシントンホテル、大興電子通信、DNAチップ研究所が買われた。
 
一方、北日本紡績、ウインテスト、アマテイ、アウンコンサルティング、ストリームが売られた。
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