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売り買い交錯、方向感は欠く
東京株式(前引け)=売り買い交錯、方向感は欠く

18日午前の日経平均株価は反発した。午前終値は前日比6円63銭高の2万3326円00銭だった。
 
前日のNYダウは下落したが、東京株式市場は値ごろ感からの買いが流入し底堅い展開。日経平均は一時80円近く上昇する場面があった。ただ、週末要因に加え東京株式市場は明日から4連休となることもあり様子見姿勢は強く、買い一巡後は横ばい圏で推移している。
 
ファストリ、ファナックなど日経平均への寄与度の大きい値がさ株が上昇した。外国為替市場で円高進行の勢いが途絶えたことで自動車株が買い戻されたほか、前日に下げの目立ったJR東日本など陸運株も買われた。
 
一方、米ハイテク株を保有するソフトバンクグループ(SBG)の下落は重荷となった。中外薬、第一三共といった医薬品株の一角の下げも目立った。日経平均は小幅に下げる場面も目立ち、全体に方向感を欠いた展開だった。
 
日経平均は前日の終値近辺で小浮動している状態。市場関係者は、相場の方向性を決定付ける材料が見当たらない中で「5日移動平均線(17日時点で2万3443円12銭)と25日移動平均線(同2万3202円28銭)の間を行き来する迫力不足の値動き」と指摘していた。
 
JPX日経インデックス400と東証株価指数(TOPIX)は反発した。前引け時点の東証1部の売買代金は概算で9438億円、売買高は5億2988万株だった。東証1部の値上がり銘柄数は1422と、全体の約65%を占めた。値下がりは641、変わらずは112銘柄だった。
 
 
業種別株価指数(33業種)は、海運業、空運業、陸運業などが上昇し、下落は、情報・通信業、ゴム製品、証券・商品先物取引業など。
 
個別銘柄では、NTTデータ、リクルート、東エレク、ソニーが上昇した。郵船、商船三井が上伸し、JAL、ANAは堅調で、JR東日本、JR東海もしっかり。任天堂が高く、トヨタ、ホンダが値を上げた。三菱UFJ、三井住友、OLCが買われた。
 
半面、ソフトバンクG、NTTドコモ、KDDI、TDKが安い。ブリヂストンが軟調で、日本電産、野村が値を下げ、東京海上、レーザーテックが下げた。
 

東証2部株価指数は前日比27.39ポイント高の6412.17ポイントと反発した。
出来高1億0680万株。値上がり銘柄数は218、値下がり銘柄数は163となった。
 
個別では、鈴与シンワートが一時ストップ高と値を飛ばした。プレミアムウォーターホールディングス、ODKソリューションズ、ダイトーケミックス、岡野バルブ製造、ウインテストなど8銘柄は年初来高値を更新。アウンコンサルティング、DNAチップ研究所、ジーエルサイエンス、日本鋳造、イムラ封筒が買われた。
 
一方、アマテイ、アライドテレシスホールディングス、ハイレックスコーポレーション、エムジーホーム、東京衡機が売られた。
 
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