兜町カタリスト『櫻井英明』が日経平均株価や株主優待、投資信託、NISAなど幅広く紹介していきます。企業訪問を中心により密着した情報も配信中です。
会員情報作成
ログイン
初めてのお客様は、
『会員情報作成』から登録をお願い致します。
小幅反発、自動車や機械の一部に買い
東京株式(前引け)=小幅反発、自動車や機械の一部に買い

24日午前の日経平均株価は小幅に反発し、前日比45円23銭高の2万8920円12銭で終えた。
日経平均が朝方安く始まったもののその後に切り返しプラス圏で引けた。米国株市場では主要株指数が隆康町まちで、NYダウは3日ぶり反落となったが、ナスダック総合指数は小幅ながら高く引け最高値を更新したことで、東京株式市場でもリスクを取る動きが徐々に強まった。
外国為替市場では1ドル=111円台に入る円安が輸出セクターにプラスに働いた。ソフトバンクGが上昇に転じたことも市場のセンチメント改善に寄与したもようだ。
自動車や機械の一部に買いが入った。ソフトバンクグループ(SBG)が3%超上がったことも日経平均を押し上げた。
 
ただ、一段と上値を追う動きは限られた。東京五輪・パラリンピックについて、新型コロナウイルスの感染が拡大することへの懸念などから、一部自治体が21時以降の無観客開催を主張している。期間中は経済活動が抑制されるとの見方が根強い。「新型コロナのワクチン接種が進んでも経済活動の正常化には時間がかかり、日本株を積極的に買いにくいムードになっている」との指摘があった。
 
市場では「世界的には生産活動や貿易が新型コロナウイルス禍の前の水準を回復するなか、日本国内でも設備投資がいずれ上向くとの見方から、景気敏感銘柄の一部に資金が向かっている」との見方を示した。
 
JPX日経インデックス400と東証株価指数(TOPIX)はともに小幅に反発した。
 
前引け時点の東証1部の売買代金は概算で9803億円、売買高は4億1011万株だった。東証1部の値上がり銘柄数は1107と、全体の約5割を占めた。値下がりは943、変わらずは140だった。
 
 
業種別株価指数(33業種)は鉱業、非鉄金属、鉄鋼などが上昇。下落は不動産業、空運業、陸運業など。
 
個別ではソフトバンクグループが断トツの売買代金をこなし高く、エーザイも3%超上昇。任天堂も堅調。ホンダやスズキが買われた。エムスリーも高かった。オリバーが値上がり率トップに買われ、ディー・エル・イーも大幅高。フリューも値を飛ばした。
 
半面、キーエンス、第一三共や中外薬も安かった。タムラ製作所も利益確定の売りが続いている。マネックスグループも軟調。アドテストやファナックが下落した。ジェイリースが大幅安、メディカル・データ・ビジョンなども大きく値を下げた。
 
東証2部株価指数は前日比23.63ポイント高の7635.18ポイントと3日続伸した。
出来高は9541万株。値上がり銘柄数は197、値下がり銘柄数は165となった。
 
個別では、東京コスモス電機がストップ高。リバーホールディングス、オーナンバ、岡本工作機械製作所、タカトリ、三社電機製作所など10銘柄は年初来高値を更新。ウインテスト、セキド、東京ソワール、パシフィックネット、フジオーゼックスが買われた。
 
一方、技研ホールディングス、ユーピーアール、ドリームベッドが年初来安値を更新。バイク王&カンパニー、デュアルタップ、ウイルテック、日本アビオニクス、フレンドリーが売られた。

 
a