小動きでスタート、米ハイテク株高が支え
【市況】東京株式(寄り付き)=小動きでスタート、米ハイテク株高が支え
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8日の日経平均株価は小動きで始まった。始値は前日比5円27銭高の2万7690円74銭。
前日の米国株市場ではハイテク株やエネルギー関連株をはじめ幅広い銘柄に買いが入り、NYダウ、ナスダック総合株価指数ともに上昇した。パウエルFRB議長がインタビューで今年はインフレが大幅に鈍化するとの見方を示し、これを受けて市場のセンチメントが改善した。
東京株式市場でも米株高を受け強気優勢の地合いとなりやすいが、外国為替市場ではドル売り・円買いの動きが活発で一時1ドル=131円台を割り込むなど急速に円高に振れていることは、輸出セクター中心にネガティブ材料となり上値を重くしている。
前日に決算を発表したソフトバンクグループ(SBG)が下げ、日経平均を押し下げている。
個別では、決算の内容が嫌気された銘柄は売りが優勢だ。SBGは売り気配で始まり、大きく下落している。前日に決算を発表した任天堂も大幅安となっている。シャープや古河電も安い。
半面、協和キリンや三菱ケミGが高い。GSユアサも大きく上昇している。