新興市場見通し
新興市場見通し |
米経済シンポジウム(ジャクソンホール会議)でのパウエル米連邦準備理事会(FRB)議長の講演を週末に控え、株式市場全体として様子見ムードが強かった。
ただ各国の金融緩和や景気対策への期待が株式相場を後押しし、新興市場ではゲーム関連、バイオ関連株を中心に幕間つなぎ的な物色も見られた。
なお、週間の騰落率は、日経平均が+1.4%であったのに対して、マザーズ指数は+3.2%、日経ジャスダック平均は+0.3%だった。
今週の新興市場は、再び不安定な相場展開となりそうだ。
中国が米国による追加関税への対抗措置を発表。トランプ米大統領も改めて強硬姿勢を示し、米中対立への懸念から先週末の米NYダウは600ドルを超える大幅下落となった。
為替相場は1ドル=105円台前半まで円高方向に振れており、リスク回避ムードは新興市場にも波及するだろう。テーマ株、材料株物色の動きは見られるが、株式相場全体の地合い睨みで資金の足は速そうだ。