大幅反落、米株先物下落やアジア株安で
東京株式(前引け)=大幅反落、米株先物下落やアジア株安で
14日午前の日経平均株価は反落した。午前終値は前日比377円03銭安の2万1439円16銭だった。下げ幅は400円を超える場面もあった。東証株価指数(TOPIX)も22.51ポイント安の1594.14と反落となった。
朝方は、前日連騰(合計668円上昇)の反動や週末要因などから利益確定売りが先行した。その後いったん下げ渋る場面もあったが、戻りは限定的で再び軟化。
時間外取引で米株価指数先物が下げ基調を強めるとともに下げ幅を拡大し、前場終盤には2万1353円94銭(前日比462円25銭安)まで下落した。中国・上海総合指数の反落も重しなった。きょう算出の日経平均ミニ先物・オプション12月限のSQ(特別清算指数)推定値は2万1618円88銭。
下げ幅が大きくなった最大の要因は「前日までの上げ足が速かったことだろう」と言う。
さらに、華為技術(ファーウェイ)など中国企業の通信機器を締め出す動きが米国以外にも広がり、「中国向けに生産機械を販売しているメーカーなど、日本企業のビジネスへ影響も懸念され始めている」との指摘もある。
この日発表された日銀短観でも先行きの見通しを示す指数は市場関係者の予想より弱く、「米中貿易戦争への不安が反映されている」という。買い意欲は高まりにくい状況で、後場も大きく持ち直す展開は期待しにくいだろう。
前引けの東証1部の売買代金は概算で1兆9299億円、売買高は11億1782万株だった。寄り付き時点で株価指数先物・オプション12月物の特別清算指数(SQ)算出に絡む売買が膨らんだ。東証1部の値下がり銘柄数は全体の8割強となる1802、値上がりは269、変わらずは57銘柄だった。
業種別株価指数(33業種)は、鉱業、精密機器、非鉄金属、機械、証券・商品先物取引業などの下落率が大きかった。上昇は電気・ガス業のみ。
個別では、ソフトバンクグループやファストリなど値がさ株が売られたほか、任天堂、ソニー、東京エレクトロンなども安い。三菱UFJフィナンシャル・グループなどメガバンクも軟調。テルモやエーザイなども水準を切り下げた。京セラやトレンドなども軟調だ。オハラが急落、ヤーマン、KLabなども大きく値を下げた。
半面、キッコーマン、大日本住友製薬三越伊勢丹や京王などが堅調、低位のジャパンディスプレイが値を飛ばした。関西電や菱地所は朝方と比べ上げ幅を広げた。鎌倉新書、ミマキエンジニアリングなどが上昇、ネオスも高い。
東証2部株価指数は前日比82.27ポイント安の6802.38ポイントと3日ぶり反落した。
出来高8270万株。値上がり銘柄数は125、値下がり銘柄数は299となった。
個別では、技研ホールディングス、中央ビルト工業、フルスピード、魚喜、アイケイなど43銘柄が年初来安値を更新した。
ファーマフーズ、フジオーゼックス、エルナー、石井表記、リミックスポイントが売られた。
一方、オーウエルがストップ高。キクカワエンタープライズは一時ストップ高と値を飛ばした。JFEシステムズなど2銘柄は年初来高値を更新した。 サンコーテクノ、やまみ、イクヨ、バナーズ、浜井産業が買われた。
14日午前の日経平均株価は反落した。午前終値は前日比377円03銭安の2万1439円16銭だった。下げ幅は400円を超える場面もあった。東証株価指数(TOPIX)も22.51ポイント安の1594.14と反落となった。
朝方は、前日連騰(合計668円上昇)の反動や週末要因などから利益確定売りが先行した。その後いったん下げ渋る場面もあったが、戻りは限定的で再び軟化。
時間外取引で米株価指数先物が下げ基調を強めるとともに下げ幅を拡大し、前場終盤には2万1353円94銭(前日比462円25銭安)まで下落した。中国・上海総合指数の反落も重しなった。きょう算出の日経平均ミニ先物・オプション12月限のSQ(特別清算指数)推定値は2万1618円88銭。
下げ幅が大きくなった最大の要因は「前日までの上げ足が速かったことだろう」と言う。
さらに、華為技術(ファーウェイ)など中国企業の通信機器を締め出す動きが米国以外にも広がり、「中国向けに生産機械を販売しているメーカーなど、日本企業のビジネスへ影響も懸念され始めている」との指摘もある。
この日発表された日銀短観でも先行きの見通しを示す指数は市場関係者の予想より弱く、「米中貿易戦争への不安が反映されている」という。買い意欲は高まりにくい状況で、後場も大きく持ち直す展開は期待しにくいだろう。
前引けの東証1部の売買代金は概算で1兆9299億円、売買高は11億1782万株だった。寄り付き時点で株価指数先物・オプション12月物の特別清算指数(SQ)算出に絡む売買が膨らんだ。東証1部の値下がり銘柄数は全体の8割強となる1802、値上がりは269、変わらずは57銘柄だった。
個別では、ソフトバンクグループやファストリなど値がさ株が売られたほか、任天堂、ソニー、東京エレクトロンなども安い。三菱UFJフィナンシャル・グループなどメガバンクも軟調。テルモやエーザイなども水準を切り下げた。京セラやトレンドなども軟調だ。オハラが急落、ヤーマン、KLabなども大きく値を下げた。
半面、キッコーマン、大日本住友製薬三越伊勢丹や京王などが堅調、低位のジャパンディスプレイが値を飛ばした。関西電や菱地所は朝方と比べ上げ幅を広げた。鎌倉新書、ミマキエンジニアリングなどが上昇、ネオスも高い。
東証2部株価指数は前日比82.27ポイント安の6802.38ポイントと3日ぶり反落した。
出来高8270万株。値上がり銘柄数は125、値下がり銘柄数は299となった。
個別では、技研ホールディングス、中央ビルト工業、フルスピード、魚喜、アイケイなど43銘柄が年初来安値を更新した。
ファーマフーズ、フジオーゼックス、エルナー、石井表記、リミックスポイントが売られた。
一方、オーウエルがストップ高。キクカワエンタープライズは一時ストップ高と値を飛ばした。JFEシステムズなど2銘柄は年初来高値を更新した。 サンコーテクノ、やまみ、イクヨ、バナーズ、浜井産業が買われた。