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もみ合い展開か

もみ合い展開か
17日の日経平均株価は3営業日続伸し、2万6659円(前日比112円高)引けた。
朝方はやや強含んで始まったが、ハイテク株の一角が軟化し、前場早々に100円超下落した。一巡後は、時間外取引での米株価指数先物の堅調推移もあり、プラス圏に切り返し、上げ幅は一時160円を超えた。その後伸び悩んだが、香港ハンセン指数や上海総合指数の上昇も支えとして意識され、後場終盤にかけて持ち直した。
市場では、「25日・75日線を超えられる訳でもなく、下を叩く訳でもない。短期的な先物売買に方向感はなく、手をこまねいている」との声が聞かれた。
 
 
あす18日の日経平均株価は、もみ合い展開か。
現地17日発表の米4月小売売上高や米4月鉱工業生産を受けた米国株式動向が注目されるが、国内企業の3月期決算発表は一巡し、新たな材料待ちの状態と言えそうだ。
 
中国・上海市当局は16日、6月中に企業の生産活動と市民生活を全面的に正常化する方針を示し、ロックダウン(都市封鎖)を解除する見通しで、中国景気の減速懸念は後退しつつある。一方、米金融引き締め政策の背景にあるインフレにはっきりしたピークアウト感が出てこないと、米国市場が落ち着くのは難しいとの読みもあり、まだ楽観できる状況にはないようだ。
国内では1-3月期のGDP速報値が発表予定。決算発表が一巡し、この先はミクロからマクロに視点が移る。相場付きにも変化が出てくる可能性があるだけに、冷静に方向性を見極めたい局面だろう。
 
 
■上値・下値テクニカル・ポイント(17日現在)
 
27982.45  200日移動平均線
27899.01  ボリンジャー:+3σ(25日)
27509.09  ボリンジャー:+2σ(25日)
27502.99  ボリンジャー:+1σ(13週)
27416.56  26週移動平均線
27244.12  均衡表基準線(週足)
27143.49  均衡表雲上限(日足)
27119.17  ボリンジャー:+1σ(25日)
27013.46  均衡表転換線(週足)
26832.53  75日移動平均線
26821.52  新値三本足陽転値
26799.32  13週移動平均線
26729.25  25日移動平均線
 
26659.75  ★日経平均株価17日終値
 
26634.38  均衡表基準線(日足)
26510.28  均衡表雲下限(日足)
26498.43  ボリンジャー:-1σ(26週)
26380.35  均衡表転換線(日足)
26339.33  ボリンジャー:-1σ(25日)
26293.99  6日移動平均線
26095.64  ボリンジャー:-1σ(13週)
25949.41  ボリンジャー:-2σ(25日)
25580.30  ボリンジャー:-2σ(26週)
25559.49  ボリンジャー:-3σ(25日)
25391.97  ボリンジャー:-2σ(13週)
 
終値は25日移動平均線(26729.25円)との下方乖離率を0.26%(昨日0.78%)に縮め、引き続き25日線乗せを窺う好位置にある。株価下では5日線が上向きをキープしたほか、ローソク足は本日陽線の胴体部分が昨日陰線の胴体部分に収まる「陰の陽はらみ」の強気形状を示現した。一方、25日線自体は下降を継続。昨日三役逆転を脱したばかりの一目均衡表では、基準線が横ばいから下向きとなって下落トレンド延長リスクを警告しており、明日18日以降も終値25日線超えの定着を待つ相場が続くことになろう。
 
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