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弱含みの展開か

弱含みの展開か
 
23日の日経平均が大幅反落。終値は前日比235円安の2万3795円で再び2万4000円台を割り込んだ。
昨日の反発で売りはこなしたかと思いきや、3桁下落スタートからほぼ安値圏で取引を終えた。終値(2万3795円)は25日線(2万3831円、23日時点)に近く、節目で一応下げ渋ったようにも見えるが、昨晩の米国株がほぼ横ばいで終えたことを鑑みると、弱いという印象。
中国の新型肺炎の感染拡大が再び売り材料となり終日マイナス圏で推移。香港、上海株の下落もあって後場も下げ幅を広げてしまった。
中国では武漢中心に交通網を遮断する動きが出ており、春節特需に対する懸念も一部で出始めている。
 
24日の東京株式市場は、23日に続き弱含みの展開となりそうだ。
20年3月期第3四半期(19年4−12月)の決算発表の本格化を控え、週末要因もあり、ポジションの売りが優勢となりそうだ。
中国の新型コロナウイルスの流行拡大が懸念されるなか、世界経済への悪影響が警戒されそう。市場では「消去法的に、値動きの良い個別株への物色で幕間をつなぐ格好になりそう」との声も聞かれた。
 
中国が春節休場に突入することも不透明要素を高める。引け後には日本電産が決算を発表しているが、通期の見通しは下方修正している。昨年10月の上期決算発表時に続いての下方修正。この時は悪材料出尽くしとの見方から、翌日の株価は買い反応となったが、さて今回はどうか。売りの場合は全体のセンチメントにも少なからず影響を与える可能性があり注意したい。
 
 
■テクニカル・ポイント(23日現在)
 
26085.54  ボリンジャー:+3σ(26週)
24897.82  ボリンジャー:+2σ(26週)
24631.94  ボリンジャー:+3σ(13週)
24495.12  ボリンジャー:+3σ(25日)
24275.87  ボリンジャー:+2σ(13週)
24273.79  ボリンジャー:+2σ(25日)
24052.45  ボリンジャー:+1σ(25日)
23958.21  6日移動平均線
23938.52  均衡表転換線(日足)
23919.80  ボリンジャー:+1σ(13週)
23831.12  25日移動平均線
 
23795.44  ★日経平均株価23日終値
 
23710.10  ボリンジャー:+1σ(26週)
23609.79  ボリンジャー:-1σ(25日)
23563.73  13週移動平均線
23533.57  均衡表転換線(週足)
23533.57  均衡表基準線(日足)
23529.50   新値三本足陰転値
23388.46  ボリンジャー:-2σ(25日)
23235.40  均衡表雲上限(日足)
23207.66  ボリンジャー:-1σ(13週)
23171.25  75日移動平均線
23167.13  ボリンジャー:-3σ(25日)
22851.59  ボリンジャー:-2σ(13週)
22522.38  26週移動平均線
22495.52  ボリンジャー:-3σ(13週)
22442.04  均衡表雲下限(日足)


ローソク足は上ヒゲを出して終了。5日線が下降に転じ、終値は25日線を下回って売り圧力の増大を窺わせた。
ボリンジャーバンドでは、終値が中心線を小幅に下回った。17日の+2σ超えを直近ピークとする調整トレンドに入っており、目先は-1σ側への移行が予想される。明日24日終値が24023.10円を下回ると一目均衡表で遅行線が弱気シグナル発生を開始し、買い手優勢が崩れる点に留意したい。
 
 
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