豪ドル円がやや上昇。
【為替】豪ドル円がやや上昇。
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20日の東京外国為替市場は、豪中銀の議事録を受けた豪ドル円が上昇した。
本日発表されたのは8/6開催分の議事録だが、8月は2ヶ月連続で利下げした後の会合であったため、追加緩和の言及に注目が集まっていた。
ところが内容は「追加緩和が必要なことを示唆する兆候が積み上がれば追加措置を検討する」という、意外にも緩和を急がない姿勢が示された。
これを受け市場では豪中銀による早期の利下げ観測が後退し、豪ドル円は買いが優勢となった。
詳しく値動きを見ると、序盤は売りが優勢で、安値71.950円まで下落したが、議事録の内容が伝わると買い戻され高値を72.360円とした。
ただ、欧州時間に入ると上昇は減速しており、現在は72.100円近辺である。
さて、この後、上昇の勢いが鈍った豪ドル円は、次第にもみ合いになると予想する。
レンジは、このところの上下限、71円台後半から72円台前半を想定したい。
[提供:カネツFX証券株式会社]