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米株安や円高を背景に80円安と反落、売り一巡後はもみ合い
東京株式(前引け)=米株安や円高を背景に80円安と反落、売り一巡後はもみ合い
午前の日経平均株価は前日比80円23銭安の2万2886円15銭、東証株価指数(TOPIX)は7.26ポイント安の1793.11と軟調だった。
 
米国の利上げペースの加速や米中貿易摩擦への警戒感から13日の米株式相場が下落。朝方は幅広い銘柄が値下がりして取引が始まったが、売り物は短時間で一段落し、その後は下げ幅を縮小する銘柄が多かった。日経平均株価は午前9時13分に付けた2万2780円12銭(前日比186円82銭)を底に下げ渋った。
 
米中貿易摩擦に対する懸念もくすぶるほか、日本時間今晩のECB定例理事会の結果とドラギECB総裁の記者会見を見極めたいとの思惑も買いを手控えさせた。
東京株式市場では輸出株の代表である自動車株の一角や、クボタ、コマツ、オークマといった機械株が売られた。東エレクなど電機株も安かった。
一方、下値では押し目買いが入り、下げ幅は限定的なものにとどまっている。
 
東証1部の出来高は7億4871万株、売買代金は1兆928億円。騰落銘柄数は値上がり751銘柄、値下げがり1216銘柄、変わらず120銘柄だった。
 
業種別株価指数(全33業種)はその他製品、輸送用機器、電気機器などが下落し、銀行業、保険業、海運業は上昇した。

 個別では、任天堂が前日に続き断トツの売買代金をこなし大きく値を下げたほかヤーマンが急落。ダイキンや信越化が安い。エーザイなど医薬品株の下げも目立った。日本電産、キーエンスなども値を下げた。日本通信が安く、Hamee、神戸物産の下げも目立つ。
 
半面、互いの事業を統合して設立した新会社の利益貢献期待から郵船など海運3社が上昇。曙ブレーキ工業が続急伸、ディスコも買われた。JTもしっかり。ソフトブレーン、ディー・エル・イーが物色人気となり、スクウェア・エニックス・ホールディングスも上昇した。
 
東証2部株価指数は前日比27.02ポイント高の7577.64ポイントと8日続伸した。
出来高1億2881万株。値上がり銘柄数は187、値下がり銘柄数は203となった。
 
個別では、日本電通、ソルコム、キタムラ、アイ・アールジャパンホールディングス、原弘産など8銘柄が年初来高値を更新。技研ホールディングス、野崎印刷紙業、クロスプラス、アゼアス、ビート・ホールディングス・リミテッドが買われた。
 
一方、ボーソー油脂、石井表記、エノモト、ハリマ共和物産が年初来安値を更新。省電舎ホールディングス、エリアクエスト、不二サッシ、カネヨウ、クロスキャットが売られた。

 
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