日経ジャスダック平均は10日続伸、1年7カ月ぶり連騰記録
【市況】ジャスダック市場(大引け)=日経ジャスダック平均は10日続伸、1年7カ月ぶり連騰記録
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注目の米連邦公開市場委員会(FOMC)で0.25%の利下げが決まった一方で、年内の追加利下げについては示唆されなかった。
しかし、その後にパウエル議長が会見で金融緩和の強化に柔軟な姿勢を示したことで株式市場への資金流入が続くとの期待が高まり、NYダウは小幅に上昇した。これを背景に東京株式市場でも買いが波及、日経平均が反発したことから、個人投資家マインドも改善し、ジャスダック市場も買い先行で始まった。
マクドナルドやワークマンなど指数寄与度の高い時価総額上位銘柄が堅調に推移していることも指数にプラスに働いた。
ただ、日銀が金融政策の現状維持を決めたことで為替相場が1ドル=107円後半へと円高に振れたため、「目先の利益を確保する動きにつながった」との指摘も聞かれ、全般は狭い値幅での推移が続いた。
ジャスダック市場の売買代金は概算で375億円、売買高は7604万株。
値上がり銘柄数は364、値下がり銘柄数は234となった。
東証ジャスダック市場に上場したアミファは839円で終え、初値を8%下回った。
個別では、アサカ理研がストップ高となった。マサル、ヴィレッジヴァンガードコーポレーション、アーバネットコーポレーション、モーニングスター、エイアンドティーなど9銘柄は年初来高値を更新した。リバーエレテック、SAMURAI&J PARTNERS、リーダー電子、ネクスグループ、ブロードバンドセキュリティが買われた。
一方、佐藤渡辺、買取王国、テクノ・セブン、GFA、リーバイ・ストラウス ジャパンなど6銘柄が年初来安値を更新した。プロルート丸光、アイビー化粧品、フジタコーポレーション、中央化学、メディシノバ・インクが売られた。