持ち高調整の売りが優勢か
持ち高調整の売りが優勢か |
昨日、届かなかった2万1500円に約2カ月ぶりに上回る場面もあった。
昼休みに米中交渉で6つの覚書が準備されていると伝わったことが買い材料となったが、これを受けて米株先物も上昇しており、今晩の米国株にもポジティブな影響が見込まれる。
先週と先々週の金曜は、どちらも前日のダウ平均が大きめの下げとなったことで警戒売りに押されたが、今週はそういった売りが出づらくなると期待できる。
明日(22日)の東京株式市場は、今日まで4日続伸で迎える週末とあって、持ち高調整の売りが優勢となり、日経平均株価は軟調な推移が予想される。
ただ、米中貿易交渉の合意に向けた進展期待も根強いことから、下値は限定的となりそうだ。
今日場中で値がつかなかったアンジェスやユーグレナは、引き続き投資家の注目を集める中小型株が盛り上がるだろう。
マザーズ指数は900p台を回復し、終値で25日線を上回った。明日マザーズに新規上場する識学(7049)は、株式で今年初のIPOとなるが、全体の地合い改善も相まって人気化が予想される。リスクオンの流れを強めそうな材料が多く、週末一段高の展開を予想する。
■上値・下値テクニカル・ポイント(21日現在)
22994.68 ボリンジャー:+3σ(13週)
22936.78 ボリンジャー:+1σ(26週)
22263.97 ボリンジャー:+2σ(13週)
22081.47 200日移動平均線
21973.25 均衡表雲上限(週足)
21725.33 ボリンジャー:+3σ(25日)
21719.46 26週移動平均線
21698.33 均衡表基準線(週足)
21684.43 均衡表雲下限(週足)
21533.27 ボリンジャー:+1σ(13週)
21464.23 ★日経平均株価21日終値
21430.23 ボリンジャー:+2σ(25日)
21281.85 新値三本足陰転値
21253.43 6日移動平均線
21160.97 75日移動平均線
21135.12 ボリンジャー:+1σ(25日)
20934.33 均衡表転換線(日足)
20934.33 均衡表基準線(日足)
20840.02 25日移動平均線
20823.69 均衡表雲上限(日足)
20802.56 13週移動平均線
20544.92 ボリンジャー:-1σ(25日)
20502.14 ボリンジャー:-1σ(26週)
75日線が上向きとなるなか、ローソク足は陽線を引いた。
また、上向きの5日線を4日連続で上回り、上昇トレンドの継続を示唆する格好になった。
日足ベースの一目均衡表では、日々線は雲上限で推移。転換線と基準線はともに上向きを維持したほか、株価上を走る遅行線は乖離幅一段と広げ、引き続き買い手優位の地合いを示した。
ボリンジャーバンドでは、上向きの+2σ絡みで推移し、レンジの上方拡張局面の継続が意識される。
【信用規制・解除】
(20日大引け後 発表分)
■リリカラ <9827> [JQ]
東証と日証金が21日売買分から信用取引に関する臨時措置を実施する。東証は委託保証金率を現行の30%以上→50%以上(うち現金を20%以上)に、日証金も同様に貸借取引自己取引分などの増担保金徴収率を現行の30%→50%(うち現金を20%)とする。