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35円安続落 米株安を嫌気、円高も重荷
【市況】東京株式(寄り付き)=35円安続落 米株安を嫌気、円高も重荷
【寄り付き概況】

24日の日経平均株価は続落して始まった。始値は前週末比35円08銭安の2万1223円56銭だった。
 
前週末の米国株市場ではNYダウが一時最高値を更新したもののその後は値を消し小幅マイナス圏で着地したことで東京株式市場でも主力株中心に上値の重い展開となっている。
今週は週末にG20大阪サミットを控え、売り買いともに積極的なポジションを取りにくい。イラン情勢が地政学リスクとして浮上していることもあり神経質となる可能性がある。
 
また、米商務省が中国政府の基幹システムを手掛けるスーパーコンピューター大手に米国製品の輸出を事実上禁止することを決めた。米中対立への警戒感から、東エレクやアドテストなど半導体関連銘柄に売りが優勢になっている。
円高・ドル安進行で輸出関連銘柄の一部が安く、相場全体の重荷になっている。
ドル円相場は足もと1ドル107円台前半で落ち着いた推移ながら、取引時間中に円が買われる展開になった場合は、全般輸出株を中心に逆風材料として意識されそうだ。 
 
JPX日経インデックス400と東証株価指数(TOPIX)は下落している。
 
寄り付き時点で業種別では33業種中、14業種が高く、値上がり上位に石油、海運、鉄鋼、繊維、倉庫など。一方、値下がりで目立つのは鉱業、金属製品、ガラス土石など。
 
 
個別では、国際帝石が値を下げ、三菱UFJ、三井住友、みずほFG、キーエンス、東エレク、SUMCO、トヨタ、ファナック、キヤノンは弱含んでいる。ソフトバンクG、任天堂は売られている。
 
半面、商船三井、川崎船は買われ、東レ、帝人は値を上げている。JXTG、出光興産は堅調で、日本製鉄、JFE、東京鉄はしっかり。ファーストリテ、ZOZOは強含んでいる。
 
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