株高・円安の動きにドルは7日以来2週間ぶりの高値
【為替】株高・円安の動きにドルは7日以来2週間ぶりの高値
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欧州市場で英下院議長が合意無きEU離脱について、「必要なら合意無きEU離脱可能とすべき」と発言した事が伝わってポンドは当日安値まで下げ、ドルやユーロも連れ安となった。
其の後OECDがユーロ圏の成長見通しを上方修正した事を受けてユーロは反発し、ドルも買われてそれまでの高値を上抜き、NY市場朝方にドルは110円半ばも超えた。
NY株式市場も上昇で始まるとドルも買われ、其の後発表された4月中古住宅販売件数の予想を下回る結果に一旦売られたが、直ぐに買い戻されて中盤には7日以来2週間ぶりとなる当日高値110.685円まで上昇した。其の後は上値が重くなったが、最後は前日比+42.5銭高の110.490円と続伸し、NY株高と円安の動きにドル以外の主要通貨も上昇して引けた。
この日の米経済指標は予想を下回ったが、NY株式市場が上昇した事もあってドルは買われ、一時110円後半に乗せる上昇となった。ドルは上値を目指す流れが続いていると見られるが、貿易摩擦に対する警戒もあって上昇はゆっくりではないか。
[提供:カネツFX証券株式会社]