「継続」
「継続」 |
「継続」
企業を見るときのポイントの中に計画性、継続性、スピード」というのは当然入る。
日経朝刊「私の履歴書」に登場している住友林業の矢野龍最高顧問も「すぐやる、すぐ済む」と言っていた。
証券業界で言えば「後始末より前始末」ということになる。
だいたいメールの返事など翌日になる筈はない。
すぐ処理しておけばなんて事はないのになぜか先延ばしにして重く感じてしまうことになる。
「忘れた」は論外だ。
問題は計画性と継続性。
その先の未来が見えないから計画性がないことは多い。
行き当たりばったりの仕事は格好良く言えば「業務多忙」だが、段取りが悪いだけのこと。
その日暮らしの江戸時代の天秤棒の魚売りではないのだから少なくとも年間の計画くらいは欲しいもの。
問題は計画を立てるときの鉛筆さばきが妙に上手な会社員が多いこと。
実現できるかどうかは別にして関心するほど立派な計画が完成する。
これは日本経済の弱さの一因なのかも知れない。
そして継続性。
「勇気ある撤退」もあるのだろうが、継続することが信頼になるしビジネスチャンスの種になろう。
興味深かったのは日経朝刊「ヒットのクスリ」に登場した有楽製菓の「ブラックサンダー」。
当初販売不振だったがなぜか九州では売れていた。
「製品の価値に自信を持ち、やめなかったこと」が奏功した好事例。
加えれば「感受性、創造力」だがこれは難しい。
大和のレポートは「配当の再投資」。
↓
6月29日(水)は株主総会の集中日。
翌日には配当金支払いが集中するためその再投資効果で株高傾向。
しかし、ETFが受け取る配当に関しては、既に同金額の先物を配当落ちの段階で買い建てている。
だから受取配当は分配金に回してしまう。
再投資の効果がないだけでなく、先物の売り埋めによる需給悪が懸念される。
昨年11月頃の中間配当での受取配当は、既に再投資に回っている。
7月の分配金捻出のために改めて現物株の売り要因となる。
今年は主なETFの分配金拠出売りが、曜日の関係で7月8日(金)に集中。
先物売却と資金捻出の現物売りの合計で1兆円程度の売り圧力になると推計される。
スケジュールを見てみると・・・。
【6月】6勝4敗、(勝率60%、4位)
気学では「夏至前後の安値は底入れとみて駆け引きすべき」。
6月27日(月)米耐久財受注
6月28日(火)NATO首脳会議、S&P住宅価格指数、CB消費者信頼感、大幅高の特異日
6月29日(水)消費動向調査、株主総会集中日、eスポーツビジネスEXPO(→1日 東京ビッグサイト)、
上げの特異日、変化日、東証REITCORE指数パッシブ売買インパクト
6月30日(木)鉱工業生産、米個人所得支出、中国PMI
7月1日(金) 日銀短観、路線価、失業率、米ISM製造業景況感、中国財新PMI
【7月】5勝5敗、(勝率50%、10位)
気学では「買いの月。吹き値は利食いして、押し目で買い戻せ」。
7月1日(金)日銀短観、路線価発表、米ISM製造業景況感、中国財新PMI
7月4日(月)マネタリーベース、独立記念日でNY休場、変化日
7月5日(火)毎月勤労統計、米製造業受注
7月6日(水)ISM非製造業景況感 JOLT求人件数、対中制裁関税延長要請期限、下げの特異日
7月7日(木)都心オフィス空室率、景気動向指数、米ADP雇用レポート、貿易収支、株安の日、
TOPIX10?12月決算企業浮動株比率見直し発表
7月8日(金)オプションSQ、景気ウォッチャー調査、家計調査、パッシブ型ETF分配金支払い日、
米雇用統計、消費者信用残高、株安の日
7月9日(土)中国生産者物価、消費者物価
7月10日(日)参議院選挙投開票
7月11日(月)マネーストック、機械受注
7月12日(火)国内企業物価指数、独ZEW景況感
7月13日(水)米消費者物価、財政収支、ベージュブック、中国貿易収支
7月14日(木)米生産者物価、変化日
7月15日(金)第三次産業活動指数、NY連銀製造協景況感、鉱工業生産、小売売上高、輸出入物価、
ミシガン大学消費者信頼感、中国各種経済指標
7月18日(月)海の日で休場、米NAHB住宅指数、株安の日
7月19日(水)米住宅着工件数
7月20日(木)日銀金融政策決定会合(→21日)、首都圏マンション販売、米中古住宅販売
7月21日(金)日銀展望レポート、米フィラデルフィア連銀製造業景況感、ECB理事会、ECB総裁会見、株高の日
7月22日(金)消費者物価、株安の日、変化日
7月25日(月)独IFO景況感
7月26日(火)企業向けサービス価格指数、FOMC(→27日)、米CB消費者信頼感、FHFA住宅価格指数、
S&P宗卓価格指数、新築住宅販売、下げの特異日
7月27日(水)米耐久財受注、FRB議長会見、株安の日
7月28日(木)米第2四半期GDP速報値、変化日、TOPIX、東証REIT指数パッシブ売買インパクト
7月29日(金)鉱工業生産、消費動向調査、商業動態統計、米個人所得、シカゴ購買部協会景気指数
ミシガン大学消費者信頼感、ユーロ圏GDP速報値、上げの特異日
7月30日(土)中国製造業非製造業PMI、イスラム・ヒジュラ歴の新年
良い週末を・・・。
(櫻井)。