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反発スタート、欧米の金利低下で
【市況】東京株式(寄り付き)= 反発スタート、欧米の金利低下で
【寄り付き概況】

29日午前の日経平均株価は、前営業日比106円52銭高の2万6280円50銭で始まった。
東証株価指数(TOPIX)は、0.93ポイント高の1856.08で始まった。

前日の米国株市場ではNYダウが7日ぶりに大きく切り返しに転じた。イングランド銀行(英中銀)が国債の売却開始を10月31日まで延期し、あわせて国債の買い入れを発表したことから英国の長期金利が急低下、これに歩調を合わせ米長期債利回りも大幅に低下したことが株式市場で好感された。

米株急反発を受けて東京株式市場でも目先リスクオフの巻き戻しが入り、主力株をはじめ広範囲に買い戻される展開となっている。一時上げ幅は270円を超えた。

英長期金利が低下した流れで、一時4%台まで上昇していた米長期金利も低下。同日の米株式市場では、ダウ工業株30種平均が7営業日ぶりに反発し、前日比548ドル(1.9%)高い2万9683ドルで終えた。東京市場でも投資家の買い安心感につながっている。

金融引き締めに積極的な姿勢を示した9月の米連邦公開市場委員会(FOMC)後、日経平均は28日までの4営業日で1100円超下落していた。短期的な戻りを期待した買いが相場を支えている。

きょうは9月末の配当権利落ち日に当たり、配当落ち分の223円程度、日経平均の指数は下押しされている。

個別では、塩野義やファストリ、昭電工が上昇している。三越伊勢丹や日揮HD、Jフロントが買われている。一方、商船三井や東ガス、中部電が下落している。

 
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