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不安定な相場展開か

不安定な相場展開か
25日の日経平均株価は大幅反落し、2万7131円(前日比457円安)引け。
米金融政策への警戒感が根強く、ウクライナ情勢の緊迫化を背景に24日の欧州株式が大幅に下落し、米国株式が一時急落したことでリスク回避の姿勢が強まった。時間外取引の米株価指数先物安やアジア株安も重しとなり、下げ幅は一時700円近くに達した。
一巡後は持ち直したが、戻りは限定された。ただ、終値で心理的なフシ目となる2万7000円割れや、21年8月20日の年初来安値2万7013円割れを回避した。
 
安値からは幾分戻して終えた。底割れしたとまでは言えない状況で、2万7000円割れでアク抜け感が出てくる展開に期待したい。今晩の米国株もFOMCの結果発表を前に不安定な地合いが想定される。再度の2万7000円割れは仕方ないとしても、今日の安値2万6890円を下回ることなく推移できるかがあすの注目点となるだろう。
 
 
あす26日の日経平均株価は、不安定な相場展開か。
25−26日開催のFOMC(米連邦公開市場委員会)を目前にした米金融政策への警戒感や、ロシア軍の侵攻が懸念されるウクライナ情勢などのリスク要因が尾を引き、神経質な展開が予想される。
今晩の米国株もFOMCの結果発表を前に不安定な地合いが想定される。そしてあすの日本株もそんな米国株におつきあいするしかない状況。再度の2万7000円割れは仕方ないとしても、今日の安値2万6890円を下回ることなく推移できるかがあすの注目点となる。
 
 
■上値・下値テクニカル・ポイント(25日現在)
 
28581.75  13週移動平均線
28578.38  均衡表雲下限(日足)
28394.53  25日移動平均線
28222.48  新値三本足陽転値
28139.55  均衡表転換線(週足)
28139.55  均衡表基準線(日足)
27836.47  ボリンジャー:-1σ(25日)
27829.36  ボリンジャー:-1σ(13週)
27790.64  均衡表転換線(日足)
27765.70  ボリンジャー:-1σ(26週)
27623.23  6日移動平均線
27278.41  ボリンジャー:-2σ(25日)
 
27131.34  ★日経平均株価25日終値
 
27076.96  ボリンジャー:-2σ(13週)
26844.51  ボリンジャー:-2σ(26週)
26720.34  ボリンジャー:-3σ(25日)
26605.80  均衡表雲下限(週足)
26324.57  ボリンジャー:-3σ(13週)
 
 
ローソク足は上ヒゲが極端に短い大陰線を示現し、強い売り圧力を窺わせた。一目均衡表では昨日横ばいだった基準線と転換線がともに下向きで大引けを迎え、25日移動平均線などの下降継続と併せて短期的な下落圧力の強まりを窺わせている。
主要な移動平均線で唯一上向きだった26週線が本日下向きに転換。本日の株価水準で週末となれば下降中の13週線とのデッドクロス完成となり、中長期の下降トレンド入りが警戒される。ただ、25日線との下方乖離率は4.45%と拡大。RSI(14日ベース)が25.77%と「売られ過ぎ」を示す20%台へ低下したこともあり、反動高が意識される水準に入ってきた。
 
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