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伸び悩み、銀行株など利益確定売り
【市況】東京株式(後場寄り付き)=伸び悩み、銀行株など利益確定売り
【後場寄り付き概況】

日経平均株価は、前営業日比359円24銭高の2万1778円47銭で始まった。
東証1部全銘柄の値動きを示す東証株価指数(TOPIX)は、20.35ポイント高の1569.82で始まった。
日経平均株価は伸び悩んでいる。午前に上げ幅が一時500円に迫り、過熱感が強まった。
日経平均株価と東証株価指数(TOPIX)は上げ幅を縮小している。前場に大幅高となった大手銀行株を中心に利益確定売りが厚みを増している。
 
中国政府が28日の全国人民代表大会(全人代)で「香港国家安全法」の制定方針を採択する見通しで、米中関係の悪化への懸念が意識され、上値を追う動きは手控えられている。
外国為替市場では、1ドル=107円80銭近辺の推移。アジアの主要株式市場は高安まちまち。
 
前引け後の東証の立会外で、国内外の大口投資家が複数の銘柄をまとめて売買する「バスケット取引」は約174億円成立した。
 
12時45分現在の東証1部の売買代金は概算で1兆6576億円、売買高は10億6880万株だった。東証1部の値上がり銘柄数は1151と、前引け時点から減少した。値下がりは931、変わらずは83銘柄だった。
 
個別では、三菱UFJ、みずほFGの上値が重く、第一生命HDやT&DHDは高いが伸び悩み。トヨタがプラス圏で推移し、日産自は大幅高。コニカミノルタやオリンパスも上昇している。
 
一方、任天堂は軟調に推移し、スクリンやSUMCOが安い。NTTドコモが甘く、武田は弱含み。午後の取引開始直後、2021年3月期の年間配当を前期から減配する予定と発表した東レは下げに転じている。
 
テクニカル的には、本日の上昇で200日移動平均線をも超えてきた。
こうした面もトレンドが続く追い風の背景にあるといえよう。また、25日線が下げ止まりつつある75日線を下から上抜くゴールデンクロスも間もなくというタイミングになってきた。
循環物色が起きてきている。日米ともにこれまで相対的に強かった半導体などハイテク株が軟調な中、銀行、自動車、鉄鋼などバリュー株として取り残されていた銘柄の上昇が目立つ。一人勝ちのような動きを見せていたマザーズ指数も一服感が出てきている。
 
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