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183円高と反発、米株高を好感
東証プライム市場(前引け)=183円高と反発、米株高を好感
17日午前の日経平均株価は反発し、前引けは前日比183円09銭(0.68%)高の2万7193円70銭だった。
 
前日の米株式市場が急伸したことを好感する買いが流入し、日経平均株価は反発した。経営不安が続く米地銀のファースト・リパブリック・バンクに対してJPモルガン・チェースなど大手銀行11行は16日、合計300億ドル(約4兆円)を預金すると発表した。同日の米株式相場は目先の金融システムの懸念が後退するとの見方からNYダウは371ドル高と急伸した。この流れを受け東京株式市場も日経平均株価は一時200円を超す上昇となった。半導体関連などハイテク株が買われたが、先行きへの不透明感は強く銀行株は軟調に推移した。
買い一巡後は利益確定や戻り待ちの売りも出て上値を抑えた。「海外で再び金融機関の資金繰り不安が高まる可能性もくすぶり、短期筋の買い戻しが進んだあとは積極的に戻りを試す展開にはなりにくい」との声が聞かれた。三菱UFJや三井住友FGは下げに転じた。
 
東証株価指数(TOPIX)は反発した。午前終値は前日比14.29ポイント(0.74%)高の1951.39だった。
 
前引け時点の東証プライムの売買代金は概算で1兆5006億円、売買高は6億4965万株だった。東証プライムの値上がり銘柄数は1285と、全体の約7割を占めた。値下がりは472銘柄、変わらずは78銘柄だった。
 
 
業種別株価指数(全33業種)では精密機器、陸運業、医薬品の上昇が目立った。下落は鉄鋼、石油・石炭製品、非鉄金属など。
 
個別では、レーザーテックや東京エレクトロン、アドバンテストが高く、ソニーグループや日本電産、任天堂が値を上げた。ソフトバンクグループやファーストリテイリングもしっかり。JR東日本、東武、小田急が上昇した。エムスリー、サイバーも上げた。
 
半面、三菱UFJフィナンシャル・グループや三井住友フィナンシャルグループが安く、日本製鉄や商船三井が値を下げた。大成建は大幅安。神戸鋼やJFE、マツダや日産自が下げた。
 
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