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178円安と続落、企業業績厳しく
東京株式(前引け)=178円安と続落、企業業績厳しく

29日午前の日経平均株価は続落し、前日比178円33銭安の2万2479円05銭で前場を終えた。
前日の米国市場では4〜6月期の収益が予想以上に落ち込んだ銘柄が多く、米主要株価指数はそろって下落した。東京株式市場でもキヤノンや日産自、ファナックなど前日に厳しい決算を発表した銘柄が下落率上位に名を連ね、日経平均の足を引っ張った。
 
20年4〜6月期決算発表が本格化するなか、大幅赤字や市場予想未達となった銘柄などを中心に売りが強まった。円相場が一時1ドル=104円台に上昇するなど円高進行を背景に輸出関連株にも売りが目立ち、下げ幅は一時200円を超えた。
自動車や機械などの輸出関連株にとってマイナス材料になった。米国では7月分の消費者心理を示す経済指標に弱さが見られ、「新型コロナウイルスの感染拡大の影響が表れてきた」とされる中で売りが出やすかったとみられる。
 
4〜6月期の業績悪化の要因となった新型コロナウイルスの影響が長期化するとの見方が根強いのも重荷だ。国内で確認された1日あたりの新規感染者数は1000人の大台が目前で、経済活動が正常化する兆しは見えない。
 
一方、堅調な決算を発表した銘柄には買いが入り、相場の下値は限られた。日経平均が25日移動平均(2万2529円、28日時点)を下回った水準では押し目買いも入った。
 
JPX日経インデックス400と東証株価指数(TOPIX)は続落した。
 
前引け時点の東証1部の売買代金は概算で1兆299億円、売買高は5億6517万株だった。東証1部の値下がり銘柄数は1652と、全体の8割近かった。値上がりは436、変わらずは75銘柄だった。
 
業種別株価指数(33業種)は、鉄鋼、輸送用機器、電気機器、非鉄金属などが下落した。上昇は海運業、電気・ガス業など。
 
個別銘柄では、ファナックは大幅安。トヨタ、日産自、スズキ、マツダ、日本製鉄やJFEなどが売られている。キヤノン、東エレク、ソニー、リコーやコニカミノル、住友電、安川電も安い。日本製鉄、住友鉱が売られ、三菱商は軟調。資生堂、富士フイルムが値を下げ、JT、任天堂も下落している。
 
一方、第一三共は続伸、中外薬は逆行高。ソフトバンクG、ファーストリテはしっかり。三菱UFJ、アドバンテス、オムロン、シマノのほか、東ガスや大ガス、セブン&アイやイオンも上昇した。
 
東証2部株価指数は前日比70.51ポイント安の6435.53ポイントと3日続落した。
出来高6897万株。値上がり銘柄数は114、値下がり銘柄数は278となった。
 
個別では、福留ハム、サイバーステップ、那須電機鉄工、さいか屋、ベリテが年初来安値を更新。NCS&A、ぷらっとホーム、ラオックス、ネポン、ワシントンホテルが売られた。
 
一方、東洋刃物が一時ストップ高と値を飛ばした。中外鉱業、テクノ菱和、日和産業、ブルボン、ビットワングループなど6銘柄は年初来高値を更新。田岡化学工業、テクノフレックス、ツインバード工業、明治機械、ショクブンが買われた。
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