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ユーロ円続伸、120.00円の大台を視野に
【為替】ユーロ円続伸、120.00円の大台を視野に
[概況]

28日欧米時間の外国為替市場では、ユーロ円が続伸の動きとなっている。昨日発表された欧州委員会による新型コロナウィルスによる経済停滞を支えることを目的とした基金設立の話題が引き続き好感されている。
 
テクニカル的にも、27日の上昇を受けて一目均衡表の雲を上抜け堅調地合いに拍車がかかる形となっている。欧州時間序盤に118円台半ばに位置したユーロ円は、その後断続的に上値を伸ばし、一時119.40円へと本日高値を更新している。その後、戻り売りに押される場面も見られたが119円台は維持しており、目先は心理的な節目となる大台120.00円を試す動きとなることが予想される。
 
一方の米ドル円は107円台後半で動意の薄い展開。NY時間に米第1四半期GDP(予想:前期比-4.8%、結果:-5.0%)の発表があったが、目立った反応はみられなかった。市場予想に比べ弱い結果ではあったが米経済の悪化は織り込み済みで、実体経済に関する指標は動意には繋がりにくい状況にある模様。
 
本日は24:00にパウエルFRB議長の講演や、トランプ大統領による対中政策に関する会見(時間未定)等が行われる予定。なかでも、後者は米国の対中政策の強硬姿勢が再度強まり始めているなかでのイベントということもあり、警戒感を強める市場関係者は多いとのこと。昨日終了した全人代において、香港について「一国二制度」の堅持を示した李克強首相の会見の際には米ドル売りの反応が散見されており、内容次第では米ドル売りを加速させる可能性もあり注意が必要だろう。


[提供:カネツFX証券株式会社]
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