上値の重い展開か
上値の重い展開か |
きょうは動きづらい地合いになるかと思われたが、日経平均は200円を超える大幅下落。後場に入っても値上がり・値下がり銘柄数は均衡しており、指数だけが弱かった印象も強いが、終日さえない展開となった。前引けが2万3902円(180円安)で大引けが2万3864円(218円安)と、ほとんど動いていない。
明日22日の日経平均株価は上値の重い展開か。
3連休明け21日の米国株動向が注目されるが、国内主要企業の20年3月期第3四半期(19年4−12月)決算の本格化を前に様子見気分が継続する可能性がある。
市場では、中国湖北省武漢市で発生した新型コロナウイルスによる肺炎の感染拡大を懸念する向きは多く、その行方を見極める必要もある。
日経平均株価はきのう21日に2万4083円(前週末比42円高)と昨年来高値を更新したが、きょうの下げで2万4000円を再び割り込んだ。大台乗せ後にハネ返される傾向がみられ、上値での利益確定売りへの警戒感もくすぶっている。
今晩の米国株が下落したとしても常識的な下げであれば、きょう先んじて売られた分、あすの下押し圧力は限定的と考える。安値は2万3843円で、日足チャートでは5日線(2万3967円、21日時点、以下同じ)は割り込んだものの、25日線(2万3790円)手前で下げ止まった。ここで切り返してくれば、上昇基調には変化なしとみて良いだろう。
■テクニカル・ポイント(21日現在)
26096.96 ボリンジャー:+3σ(26週)
24906.32 ボリンジャー:+2σ(26週)
24649.01 ボリンジャー:+3σ(13週)
24525.70 ボリンジャー:+3σ(25日)
24289.02 ボリンジャー:+2σ(13週)
24280.71 ボリンジャー:+2σ(25日)
24035.71 ボリンジャー:+1σ(25日)
23977.37 6日移動平均線
23929.03 ボリンジャー:+1σ(13週)
23864.56 ★日経平均株価21日終値
23790.72 25日移動平均線
23715.68 ボリンジャー:+1σ(26週)
23569.05 13週移動平均線
23545.72 ボリンジャー:-1σ(25日)
23533.57 均衡表転換線(週足)
23533.57 均衡表転換線(日足)
23533.57 均衡表基準線(日足)
23529.50 新値三本足陰転値
23300.73 ボリンジャー:-2σ(25日)
23235.40 均衡表雲上限(日足)
23209.06 ボリンジャー:-1σ(13週)
23115.35 75日移動平均線
23055.74 ボリンジャー:-3σ(25日)
22849.07 ボリンジャー:-2σ(13週)
22525.04 26週移動平均線
22489.09 ボリンジャー:-3σ(13週)
ローソク足は陰線を引き、5日線が上向きから下向きに転じ、短期的な売り圧力の強まりを示した。しかし、ザラ場安値が上向きの25日線上をキープしたほか、一目均衡表で転換線と基準線は横ばいを継続し、スピード調整の範囲内の下落となった。
RSI(14日ベース)は50.28%(昨日54.81%)と割高でも割安でもない水準にとどまっている。