兜町カタリスト『櫻井英明』が日経平均株価や株主優待、投資信託、NISAなど幅広く紹介していきます。企業訪問を中心により密着した情報も配信中です。
会員情報作成
ログイン
初めてのお客様は、
『会員情報作成』から登録をお願い致します。
28円、軟調 利益確定売り優勢
東京株式(前引け)=28円、軟調 利益確定売り優勢
 
21日、午前の日経平均株価は前日比28円80銭安の2万1402円69銭、東証株価指数(TOPIX)は3.68ポイント安の1609.79と、ともに軟調だった。
 
朝方は売り買いが交錯し、相場全体の方向感は定まらなかった。寄り付きの取引が一巡した後は次第に売り物が増え、前場中盤には日経平均株価の下落幅が前日比で112円に拡大した。しかし、下値では買い物が入り、前場終盤にかけて下げ幅を縮小する銘柄が多かった。
 
株価指数先物への売りに押される形で、日経平均は10時30分過ぎにかけて100円超下落したが、その後は次第に下げ幅を縮小した。米中両政府が21〜22日に開く閣僚級の貿易協議の結果を見極めたいとの見方から、下値模索の展開にはならなかった。
 
FOMC議事要旨では、多くの参加者が資産縮小の停止を前倒しすると示唆していた。
一方、経済動向によっては2019年後半に利上げが適切とみる参加者もいた。市場では「米連邦準備理事会(FRB)は利上げに対しては思ったほど『ハト派』寄りでなく、米株価の上値が重かったことも日本株の重荷になったようだ」との声が出ていた。
 
JPX日経インデックス400は下落した。
 
前引けの東証1部の売買代金は概算で1兆694億円、売買高は6億134万株だった。東証1部の値下がり銘柄数は1166と、全体の5割を超えた。値上がりは843、変わらずは118銘柄だった。
 
 
業種別株価指数(全33業種)は情報・通信業、輸送用機器、銀行業などが下落し、その他製品、食料品、サービス業は上昇した。
 
個別では、任天堂が堅調、ファーストリテイリングも頑強な動き。ZOZOも買い優勢だった。ホンダ、コマツ、エーザイが高く、JTも上値追い。安川電機もしっかり。カドカワが大幅高、新日本科学も買い人気を集め、参天製薬も急伸している。
 
半面、SUMCO、トヨタ自動車が軟調、ダイキンや太陽誘電も売りに押された。IHIが急落、LIXILグループも大きく売られた。NISSHA、日本CMKの下げも目立つ。
 
 
東証2部株価指数は前日比22.89ポイント高の6797.68ポイントと5日続伸した。
出来高2662万株。値上がり銘柄数は185、値下がり銘柄数は188となった。
 
個別では、アウンコンサルティング、SECカーボン、インスペック、セブン工業、ぷらっとホームが買われた。
 
一方、アマテイ、デュアルタップ、価値開発、カワセコンピュータサプライ、小島鉄工所が売られた。

 
a