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軟調な展開か

軟調な展開か
 
2日の日経平均が4日続落。終値は前日比246円安の1万7818円で、3月23日以来となる安値となった。日経平均は前場こそ弱いながらも健闘したが、後場は持ちこたえられず下げ幅を拡大した。終値で1万8000円を割り込んだ。東京都の感染者数は増加傾向が続いており、米国でも感染者の増加に歯止めがかかっていない。
値動きはかなり荒いが、マーケットにアグレッシブさが残っている点には期待が持てる。
結果、日経平均が1.4%下げたのに対して、マザーズ指数は0.2%安にとどまった。
日足のチャートをみると、日経平均、TOPIXに加えて日経ジャスダック平均も戻り一服感が鮮明となる中で、マザーズ指数は戻したところから横ばい推移となっている。
大型株を積極的には買いづらい中、マザーズ銘柄の踏ん張りに期待したい。
 
3日の日経平均株価は、買い手掛かりに乏しいなか、きょうのさえない動きが継続するとみられ、軟調な展開となりそう。
 
新型コロナウイルスの世界的なまん延が警戒されるなか、週末要因もありポジション調整の売買に左右される場面も想定される。新型コロナウイルス関連とされる銘柄への部分物色が中心になりそう。市場では「長期資金を運用する投資家は、相場の落ち着きがみられるまで買いに入らないとみられ、不安定な動きを強いられそうだ」との声も聞かれた。
 
 
■テクニカル・ポイント(2日現在)
 
20199.31  ボリンジャー:-1σ(26週)
20176.78  均衡表転換線(週足)
19407.37  均衡表基準線(日足)
19097.18  25日移動平均線
18768.96  ボリンジャー:-1σ(13週)
18656.69  6日移動平均線
18066.16  ボリンジャー:-2σ(26週)
18022.67  均衡表転換線(日足)
 
17818.72  ★日経平均株価2日終値
 
17459.12  ボリンジャー:-1σ(25日)
16552.83   新値三本足陰転値
16083.21  ボリンジャー:-2σ(13週)
15933.01  ボリンジャー:-3σ(26週)
15821.07  ボリンジャー:-2σ(25日)
14183.01  ボリンジャー:-3σ(25日)
 
ローソク足は上下のヒゲと胴体がそれぞれ短い陰線を引き、強弱感の対立を窺わせた。一目均衡表では、基準線が下降を続ける一方で転換線が2月下旬のコロナ暴落開始後で初めて上向き、買い圧力の回復を示唆している。
東証1部の騰落レシオが64.45%と低水準にとどまっているほか、ボリンジャーバンドの+1σ相当の値幅が1622.61円と依然として大きいため、大勢弱気の相場にあって短期的な急反発の可能性も意識されよう。
 
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