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177円安と続落、米株安を受け
東京株式(前引け)=177円安と続落、米株安を受け
1日午前の日経平均株価は続落した。前日比177円03銭安の1万8739円98銭で前場を終えた。
前日の米株安を受け東京株式市場でも売り優勢の地合いとなった。
寄り前に発表された3月の日銀短観は大企業製造業DIが7年ぶりにマイナスとなるなど国内景況感の落ち込みが明らかとなり、事前の市場コンセンサスは上回ったものの、投資家心理の冷え込みを助長している。
 
下げ幅は一時400円に迫ったが、日銀のETF(上場投資信託)買いの思惑が広がり下げ渋った。中国メディアの財新と英調査会社IHSマークイットが1日発表した中国の3月の製造業購買担当者景気指数(PMI)は50.1と前月から大幅に改善し、好不況の分かれ目とされる50を上回った。ヘッドライン(ニュースの見出し)に反応した株価指数先物への買い戻しが入り、日経平均は下げ幅を132円まで縮小する場面があった。
 
東証1部の売買代金は前週までに比べると伸びが鈍く、新年度入りしたわりには盛り上がりを欠く相場となった。
海外機関投資家の換金売りは一巡したが、「手元に新たな投資資金が流入しているわけではなく、海外勢は動きようがない」という状況のようだ。
 
前引け時点の東証1部の売買代金は概算で1兆381億円、売買高は6億2934万株だった。JPX日経インデックス400と東証株価指数(TOPIX)も続落した。
 
東証1部の値下がり銘柄数は1320と、全体の約6割を占めた。値上がりは776、変わらずは68銘柄だった。
 
 
業種別株価指数(33業種)は、空運業、水産・農林業、サービス業、陸運業などが下落した。上昇は海運業、その他製品など。
 
個別では、電通グループや任天堂が高く、トヨタ自動車、ソフトバンクグループ(SBG)、富士フイルムホールディングスが堅調。三菱UFJや第一生命HD、日本製鉄、郵船が高い。ブイキューブは商いを伴い値上がり率トップに買われた。セグエグループも値を飛ばした。
 
半面、ANAHDやJR東日本、ソニーが軟調、NTTドコモも売りに押された。イオン、リクルートや日清粉Gが安い。ダブルスタンダードは急落、ダイトウボウも値を下げた。
 
 
 
東証2部株価指数は前日比15.58ポイント安の5208.07ポイントと3日続落した。
出来高2380万株。値上がり銘柄数は139、値下がり銘柄数は277となった。
 
個別では、鉄人化計画、キャピタル・アセット・プランニング、理研コランダム、共和コーポレーション、リードなど8銘柄が年初来安値を更新。大丸エナウィン、リンコーコーポレーション、マナック、新内外綿、昭和化学工業が売られた。
 
一方、アイスタディ、レオクランがストップ高。パシフィックネット、リスクモンスター、図研エルミック、ダイコー通産、ユアサ・フナショクが買われた。
 
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