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67円高と5日続伸、中国経済指標の結果受け買い優勢
東京株式(前引け)=67円高と5日続伸、中国経済指標の結果受け買い優勢
17日前引けの日経平均株価は5日続伸した。前日比67円66銭高の2万2289円32銭で前場の取引を終了した。東証株価指数(TOPIX)は、5.10ポイント高の1631.56だった。
 
朝方買い優勢で始まり、日経平均は前場中ごろに値を消し、マイナス圏に沈む場面もあった。
その後、発表された中国の1〜3月のGDPが前年同期比6.4%増と市場予想平均を上回ったことや、その他の経済指標が総じて良好な内容だったことが全体相場の支えとなり、再び買いが優勢となった。

また、前日の米株式市場で主な半導体関連銘柄で構成するフィラデルフィア半導体株指数(SOX)が上昇したことや、外国為替市場で円相場が1ドル=112円台前半と約4カ月ぶりの安値を付けたことも支えとなった。

日経平均の上昇幅は一時100円を超えたが、上値では短期的な過熱感を意識した個人投資家の戻り売りも出ており、上げ幅を縮小した。
 
 市場からは、「中国経済指標の発表を前に建玉を外す動きや、買い戻す動きが出たとみられるが、良好な結果となり、援護射撃となった。ただ、大型連休前にはキャッシュ化の動きが想定され、相場上昇に熱くなり過ぎないことも必要だろう」との声が聞かれた。
 
前引け時点の東証1部の売買代金は概算で1兆2814億円、売買高は7億21万株だった。東証1部の値上がり銘柄数は1121、値下がりは897、変わらずは113だった。
業種別では33業種中20業種が値上がりした。1位は海運で、以下、証券・商品、輸送用機器、銀行が続いた。値下がり上位には水産・農林、電気・ガス、情報・通信が並んだ。
 
個別では、楽天が物色人気となり、三菱UFJフィナンシャル・グループなどメガバンクも高い。トヨタ自動車も上値を追った。東京エレクトロン、安川電機なども買い優勢。RPAホールディングスがストップ高となり、キャリアデザインセンターも買われた。マルマエも一時値幅制限いっぱいに買われた。オムロンも大きく値を上げ、アドテスト、ファナック、TDKも買われた。
 
半面、ソフトバンクグループ、KDDIが軟調、セブン&アイ・ホールディングスも冴えない。アルテリア・ネットワークスがストップ安となった。メガチップス、enishも急落した。テルモ、オリンパス、アステラスも安い。

東証2部株価指数は3日続伸した。前日比7.94ポイント高の6879.05ポイントとなった。
出来高2642万株。値上がり銘柄数は193、値下がり銘柄数は186となった。
 
個別では、ダイナックホールディングス、瑞光、神鋼環境ソリューション、タカトリ、コンテックなど8銘柄が年初来高値を更新した。堀田丸正、ビート・ホールディングス・リミテッド、ダイサン、理経、ネポンが買われた。
 
一方、ビットワングループ、アートスパークホールディングス、トーヨーアサノ、竹田印刷、野崎印刷紙業など6銘柄が年初来安値を更新した。堺商事、大和重工、サンテック、ウェルス・マネジメント、ジョリーパスタが売られた。
 
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