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184円高 続伸、円安進行が支えで朝安後は切り返す
東京株式(前引け)=184円高 続伸、円安進行が支えで朝安後は切り返す
15日午前の日経平均株価は続伸した。午前終値は前週末比184円94銭高の2万0544円64銭だった。
 
朝方は中国景気減速懸念を背景とした前日の米株安などを受けて売り先行で始まったが、買い気は強くその後日経平均株価はプラス圏に切り返した。
9時半前に前週末終値を上回るとその後は次第高の展開で、前引けは180円強の上昇で前場の高値圏で着地している。
 
外国為替市場で1ドル=108円台半ばまで円安・ドル高が進み、株価指数先物に歩調を合わせた買いが入った。売り持ちに傾いていた商品投資顧問(CTA)など海外ヘッジファンドによる先物の買い戻しが増え、日経平均は前引けにかけて上げ幅を広げた。
 
市場では「買い戻し一巡後の株価上昇の持続性には疑問符が付く」(国内運用会社)との指摘があった。
 
JPX日経インデックス400と東証株価指数(TOPIX)は続伸した。
 
前引けの東証1部の売買代金は概算で1兆1323億円、売買高は6億3531万株だった。
東証1部の値上がり銘柄数は1520、値下がりは541、変わらずは66だった。
 
 
業種別株価指数(全33業種)は輸送用機器、情報・通信業、銀行業などが上昇し、鉱業、電気・ガス業、食料品は下落した。
 
個別では、任天堂が大幅高、新経営体制への期待感からオリンパスも値を飛ばした。太陽誘電や日立、安川電の上昇が目立ったほか、東京エレクトロン、ファナック、京セラなども高い。フィックスターズが値を飛ばし、コシダカホールディングス、IDOMなども買いを集めた。
半面、関西電や味の素、パナソニックが安い。ファーストリテイリングが軟調、日本電産も売りに押された。ベクトルが大幅安、ネオスも下げた。ピジョンが下落、OSGも下値を探った。
 
 
東証2部株価指数は前週末比53.12ポイント高の6514.84ポイントと続伸した。
出来高3773万株。値上がり銘柄数は275、値下がり銘柄数は117となった。
 
個別では、デュアルタップがストップ高。エヌ・ティ・ティ・データ・イントラマートは昨年来高値を更新。アクロディア、日本パワーファスニング、DNAチップ研究所、リミックスポイント、パシフィックネットが買われた。
 
一方、ラピーヌが一時ストップ安と急落した。サイバーステップ、京進、ビットワングループ、TONE、東京衡機が売られた。
 
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