もみ合い展開か
もみ合い展開か |
8日の日経平均株価は、前日比111円97銭安の2万7574円43銭と続落して取引を終えた。売り一巡後は、手がかり材料に乏しいなか様子見姿勢が強まったが、取引終了間際には下げ幅を縮小する場面もみられた。
一時2万7500円を割り込んだものの、パニック的な売りには押されることなく持ち直した。終値(2万7574円)では75日線(2万7584円、8日時点)近辺まで戻しており、ローソク足で下ヒゲをつけたのは悪くない動きだった。
9日の日経平均株価は、もみ合い展開か。
米国株式の値動きが不安定となるなか、週末要因もあり手控えムードも手伝い、動意に乏しくなりそう。中国・上海市場をはじめとしたアジア市場の動向に影響を受けることも想定される。
市場では「現地13−14日のFOMC(米連邦公開市場委員会)を控え、様子見姿勢が強まることが見込まれる」との声が聞かれた。また、12月限株価指数先物・オプションのSQ(特別清算指数)値の算出に関しては、市場の推定値が意識される場面もありそう。
米国株もFOMC前に大きく崩れるようならFOMC後には見直し買いが入りそうだが、イベント通過までは神経質な状態が続くだろう。9日には米11月生産者物価指数(PPI)などの発表があり、翌週にはFOMCというスケジュールで、あすは敢えて日本株に買いを入れる理由は乏しい。それでも日経平均は先週末との比較ではきょうまでで約200円の下落と、米国株がさえない割には健闘しているだけに、現状の2万7500円近辺で踏みとどまってほしいところだ。
■上値・下値テクニカル・ポイント(8日現在)
28718.04 ボリンジャー:+3σ(25日)
28580.32 ボリンジャー:+2σ(13週)
28443.48 ボリンジャー:+2σ(25日)
28383.09 新値三本足陽転値
28268.04 ボリンジャー:+1σ(26週)
28168.91 ボリンジャー:+1σ(25日)
27977.08 ボリンジャー:+1σ(13週)
27919.56 均衡表転換線(日足)
27894.35 25日移動平均線
27828.51 6日移動平均線
27767.16 均衡表基準線(日足)
27738.76 均衡表雲上限(週足)
27619.78 ボリンジャー:-1σ(25日)
27584.78 75日移動平均線
27574.43 ★日経平均株価8日終値
27439.71 26週移動平均線
27422.37 均衡表雲上限(日足)
27373.83 13週移動平均線
27371.50 均衡表基準線(週足)
27369.86 均衡表転換線(週足)
27345.22 ボリンジャー:-2σ(25日)
27213.95 200日移動平均線
27070.65 ボリンジャー:-3σ(25日)
27036.94 均衡表雲下限(週足)
26964.32 均衡表雲下限(日足)