日米首脳会談をにらみ、小幅な値動き。
【為替】日米首脳会談をにらみ、小幅な値動き。
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17日の東京外国為替市場は、全体的に円買いの動きが優勢となった。特段目新しい材料が出ていないことから、日本時間の17日深夜から始まる日米首脳会談をにらんだポジション調整の動きが進んだと思われる。
米ドル円の動きを追うと、序盤から上記の理由で売りが優勢となり、107.00円を下回る展開。中盤に107円台を回復する場面はあったが、欧州時間に入ると再び売り圧力が強まり、本日の安値106.870円まで下落するに至っている。
この後は、上記したように日米首脳会談の成り行きが注目を集めそうだ。会談では北朝鮮問題が主なテーマとして取り上げられそうだが、外国為替市場への動揺が懸念されるのは、両国間の貿易・通商関連についてだろう。
仮にトランプ米大統領側から、対日貿易の不均衡を是正するような厳しい要求がなされるようであれば、リスク回避的な円買いが予想されるため注意した。
[提供:カネツFX証券株式会社]