兜町カタリスト『櫻井英明』が日経平均株価や株主優待、投資信託、NISAなど幅広く紹介していきます。企業訪問を中心により密着した情報も配信中です。
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「女子学生」
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NY株式市場は上昇。
前日まで続落でしていたボーイングは一時3%超の下落となったが引けは0.5%高と反発。
トランプ大統領が737MAX8型機、737MAX9型機の運航を一時停止するよう指示したが株価は上昇した。
「ボーイングにとって最悪の局面は過ぎ去ったようだ」という声が聞こえる。
またトランプ大統領は「中国との通商合意を急いでいない」とコメントしている。
全体的にはヘルスケアセクターやエネルギーセクターが上昇し指数を牽引した。
英下院が「合意なきEU離脱」を完全に排除する提案を賛成多数で議決。
合意なき離脱への不支持を確認したことは好材料視された。
1月の耐久財受注統計で民間設備投資の先行指標とされるコア資本財(非国防資本財から航空機を除く)の受注は前月比0.8%増で着地。
2018年7月以来、6カ月ぶりの大きな伸びとなった。
「出荷も増加し、企業の設備投資が年初に堅調だった」という解釈。
市場予想は0.1%増だった。
2月の米卸売物価指数(PPI)は前月比で4カ月ぶりのプラスとなったものの上昇率は0.1%にとどまった。
前年比での上昇率は1.9%で2017年6月以来の小幅な伸び。
10年国債利回りは2.6%台に上昇。
英ポンドは急伸。
一方でドルは軟調。
ドル円は111円台前半での推移。
 
 
水曜の日経平均は反落。
寄り付き78円安、一時300円安があって終値は213円安。
25日線(21279円)はなんとか上回ったが21500円は割れこんだ。
「期末控えで需給面が不安定な時期。その脆さが露出した格好だ」との見方。
「日銀買いや配当取り狙いの買いに支援され、後半は下げ渋り」との解釈だ。
前日の上昇幅を帳消しにしなかったのはマイナスながら好感だ。
これで今年の水曜は5勝敗の5分。
値上がり411銘柄、値下がり1648銘柄。
新高値14銘柄、新安値27銘柄。
騰落レシオは95.75と100を割り込んだ。
25日線からは0.1%のプラスかい離。
200日線(21997円)からは3.2%のマイナスかい離。
5日線が21280円。
NT倍率は13.37倍。
松井証券信用評価損益率速報で売り方▲8.381%。
買い方▲11.784%。
マザーズ銘柄ネットストック信用評価損益率で売り方▲5.743%。
買い方▲16.062%。
Quick調査の3月8日時点の信用評価損率は▲16.01%。
4週ぶりの悪化となった。
空売り比率は45.1%。
7日連続の40%超。
空売り規制なし銘柄の比率は8.1%。
3月8日時点の裁定買い残は4064億円増の1兆1323億円。
同裁定売り残は3480億円増の7387億円。
どちらも2週連続の増加だが大幅増となった。
6月限だけだと買い残4068億円増の1兆884億円。
売り残5113億円増の6635億円。
売り残の翌限以降のポジションが1632億円減ったのが目に付く。
日経HVは14.9、日経VIは17.73。
日経平均採用銘柄のPERは12.41倍。EPSは1715円。
PBRは1.12倍。
シカゴ225先物終値は大証日中比235円高の21285円。
高値21330円、安値20980円。
大証夜間取引終値は日中比260円高の21310円。
3月メジャーSQ値(21348円)の先の26週線(21555円)を狙いたいところ。
24ヶ月線が21549円だ。
一目均衡の雲は29日に白くねじれる。
勝手雲は22日に白くねじれる。
勝手雲の上限21459円を抜ければ青空だ。
ボリンジャーのプラスσが21615円。
ほぼ月足陽線基準の21602円と近似値だ。
気学では「吹き値売り方針の日」。
金曜は「目先の天底を作ることあり」。
今年2勝7敗の木曜の3勝目に期待だ。
 
今週から早朝の私鉄が女子高校生や中学生で溢れ始めた。
推察するに、行き先は東京ディズニーランド。
八丁堀で乗り換える人たちはいつもに増して多い。
朝から晩までディズニーランドという格好だ。
「試験休みと春休みはディズニー」という風潮なのだろうか。
アジア系は常にいるし、そこに女子学生が加わって満員御礼といった印象だ。
だから株価も昨年来高値を更新。
分割考慮後の上場来高値も更新した。
市場的には興味深いコメントもある。
「OLC株はドイツの金利が低下すると上昇する」という分析だ。
ECBドラギ総裁が景気の下振れリスクを指摘。
ドイツ金利低下の長期が高まったのは1月24日。
そこからのOLCの上昇率は14%。
TOPIXの上昇率3%をアウトパフォームしている。
世界で最も格付けの高いドイツ国債は典型的なバイ&ホールド資産。
ところが9年債まで利回りはマイナスで満期保有は損をする状態。
そこで債券の代替投資として低ボラのOLC株などに資金が向かうという指摘だ。
OLCの株価をTOPIXで割った相対株価とドイツ5年国債利回りを回帰分析。
過去10年の月次データでは「ドイツ金利が下がるとOLCの相対株価が上がる」という傾向。
ここまでややこしいことをしなくても、人の流れを見ていればOLCの上場来高値の説明は付く。
しかし何らかの数字的根拠や分析をありがたがるのが市場でもある。
 
昨日マザーズに新規上場したサーバーワークス(4434)。
人気は高く初値はつかなかった。
上場インタビューを担当したが、なるほど成長の感じられる業容。
アマゾンのサーバーを使ったクラウド移行を支援するのが中核。
興味深かったのは「過半の顧客が、導入支援(フロー)契約後にストックへ移行」
IT業界の多くがこのフローからストックへの収益構造の変革を望んでいるのは現実。
いわゆる「チャリンチャリンビジネス」への移行だ。
しかし同社は5割以上がストックビジネス。
これは強いビジネスモデルだ。
今はIPOなのでそんなことはお構いなく有象無象のイナゴが押し寄せている。
でも初値から一本調子という銘柄は少ない。
多くの銘柄の本質が問われるのは3ヶ月後から半年後くらいのことが多い。
IPO人気が一服した数ヶ月後に注目してみたい銘柄だ。
「早く静かになって欲しい」という気がする。
 
NYダウは148ドル高の25702ドルと反発。
NASDAQは52ポイント高の7643ポイントと3日続伸。
S&P500は19ポイント高の2810ポイントと3日続伸。
ダウ輸送株指数は105ポイント高の10367ポイントと反発。
SOX指数は0.42%上昇。
VIX指数は13.41。
225先物CME円建ては大証日中比235円高の21285円。
ドル建ては大証比270ポイント高の21320ポイント。
大証夜間取引終値は日中比260円高の21310円。
ドル円は111.35円。
10年国債利回りは2.624%。
 
◇━━━ カタリスト━━━◇
 
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(兜町カタリスト櫻井)

 
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