マザーズ指数は5日ぶり反発、底堅く推移
【市況】東証マザーズ(大引け)=マザーズ指数は5日ぶり反発、底堅く推移 |
東証マザーズ指数は5営業日ぶりに反発した。終値は前日比14.36ポイント高い1170.13だった。早期の米利上げ観測を受けて前日に急落した日経平均株価がきょうは大きく上昇し、新興株にも買いが波及した。6月後半のIPO(新規株式公開)ラッシュがスタートし、本日は3社がマザーズ市場に新規上場。直近上場銘柄も賑わいを見せた。もっとも、前日に海外勢の先物売り主導で急落した日経平均に比べ、マザーズ指数はまずまず底堅く推移していたため、本日の上昇率も日経平均ほど高くはなかった。
JMDCやライトアップなどの好材料銘柄への買いも指数を押し上げた。半面、メルカリやBASEは下落した。
売買代金は概算で1410.07億円。騰落数は、値上がり295銘柄、値下がり49銘柄、変わらず13銘柄となった。
22日は3銘柄がマザーズ市場に新規上場した。ペイロールの終値は初値(1290円)比68円(5.3%)安の1222円、デコルテHDの終値は初値(1582円)比248円(15.7%)安の1334円、ペルセウスの終値は初値(1005円)比139円(13.8%安)の866円だった。
個別ではク、リングルファーマ、Enjinがストップ高。FRONTEO、メディネット、GMOリサーチ、ユナイトアンドグロウ、ジーンテクノサイエンスなど9銘柄は年初来高値を更新。Kudan、ライフネット生命保険、日本情報クリエイト、メディカルネット、モダリスが買われた。
一方、アスカネット、シルバーエッグ・テクノロジー、ワンダープラネット、Jストリーム、神戸天然物化学など8銘柄が年初来安値を更新。ブリッジインターナショナル、海帆、全研本社、NexTone、ハウテレビジョンが売られた。