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106円高と続伸、米株高を受け
東京株式(前引け)=106円高と続伸、米株高を受け
19日前引けの日経平均株価は続伸した。前週末比106円64銭高の2万0525円45銭で取引を終了した。
 
きょう前場は、前週末の米国株市場でNYダウが300ドルあまり上昇するなどリスクオンに傾いたことを受け、主力株中心に買い優勢の展開となった。
朝方に200円を超える上昇で2万600円台まで買われたが、その後は短期で運用する海外ファンドの利益確定売りなどで上値は重かった。
前週に発表された中国やドイツの経済指標の悪化などで世界経済の後退懸念は根強く、全体としては様子見ムードとなっている。
 
為替が1ドル=106円台前半と前週末に比べ円安水準に振れていることが半導体など輸出関連株の下支えとなった。
香港の週末デモは「日経平均2万円割れの懸念材料」だったが、大きな武力衝突はなく香港株が上昇したことも相場を支えた。
 
市場では「国際経済シンポジウム(ジャクソンホール会議)での米連邦準備理事会(FRB)のパウエル議長講演を控え、発言を見極めたいという投資家が多い」との声も聞かれた。
 
東証株価指数(TOPIX)は6.15ポイント高の1491.44だった。JPX日経インデックス400も上昇した。
 
東証1部の売買代金は7516億円と低調だった。売買高は4億3827万株だった。値上がり銘柄数は1504、値下がり541、変わらず104だった。
業種別株価指数(33業種)は、石油・石炭製品、証券・商品先物取引業、ガラス・土石製品の上昇が目立ち、下落はサービス業、水産・農林業、陸運業など。
 
個別では、パンパシHD株を追加取得すると発表したユニファミマが大幅高となり、日経平均を1銘柄で約37円押し上げた。ソフトバンクグループ、ファストリ、任天堂、トヨタ自動車が買われた。東エレクは年初来高値を更新した。ユニー・ファミリーマートホールディングスが急伸、三井不動産なども高い。ワイヤレスゲートがストップ高、KLabも上昇した。
 
半面、リクルートホールディングス、三菱商事が下落した。ダイキンやテルモも安い。朝方に年初来高値を更新した第一三共は下げに転じた。キヤノンが年初来安値を更新した。神戸物産が急落、インターアクション、ジャパンエレベーターサービスホールディングス、ヤマシンフィルタも売られた。
 
東証2部株価指数は前週末比45.33ポイント安の6298.07ポイントと反落した。
出来高5586万株。値上がり銘柄数は214、値下がり銘柄数は150となった。
 
個別では、あじかん、日本坩堝、高砂鐵工、ファインシンター、サンセイなど11銘柄が年初来安値を更新した。サイバーステップ、アスモ、日本パワーファスニング、ウェルス・マネジメント、TONEが売られた。
 
一方、天昇電気工業、花月園観光が一時ストップ高となった。明豊ファシリティワークス、YE DIGITAL、那須電機鉄工、フォーバルテレコムなど6銘柄は年初来高値を更新した。エプコ、フルスピード、ミダック、フライトホールディングス、コメ兵が買われた。
 
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