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207円高、大幅高後は伸び悩み
東京株式(前引け)=207円高、大幅高後は伸び悩み
20日午前の日経平均株価は続伸した。午前終値は前日比207円07銭高の2万3607円77銭だった。為替の円安・ドル高が急速に進み、トヨタや京セラなど輸出関連株を中心に買いが入った。日経平均の上げ幅は一時、400円を超えた。
 
外国為替市場で1ドル=111円台まで円安が進み、輸出関連や景気敏感株を中心に幅広い銘柄が買われる展開だった。
外国為替市場や米国では、中国での新型コロナウイルス感染者数の増加ペースが鈍ったことで、「投資家の間でリスクオンムードが高まった」形だ。東京市場でも外部要因の好転に歩調を合わせ、日経平均は上げ幅を広げた。
 
買い一巡後は利益確定売りから上げ幅を縮小した。中国人民銀行(中央銀行)は20日、実質的な政策金利である最優遇貸出金利(ローンプライムレート、LPR)を0.1ポイント引き下げると発表した。市場からは「ほぼ市場の予想通りで驚きはない」との見方があった。
 
前引け時点の東証1部の売買代金は概算で1兆212億円、売買高は5億6168万株だった。東証1部の値上がり銘柄数は1455と、全体の約7割を占めた。値下がりは588、変わらずは111だった。
 
 
業種別株価指数(33業種)は鉱業、パルプ・紙、輸送用機器などが上昇し、下落は小売業、陸運業、鉄鋼など。
 
個別銘柄では、国際帝石が高く、王子HD、トヨタ、ホンダが値を上げ、ソニー、SUMCO、太陽誘電も上伸し、任天堂は強含んだ。ソフトバンクG、ファーストリテ、リクルートHD、三菱UFJは底堅く、ブイキューブが急伸した。
 
半面、7&iHD、ZOZOが安く、JR東海、日本製鉄、資生堂は売られ、前田道が急落した。
 
東証2部株価指数は前日比14.47ポイント安の6917.42ポイントと反落した。
出来高4170万株。値上がり銘柄数は222、値下がり銘柄数は151となった。
 
個別では、三光マーケティングフーズ、京進、東京ボード工業、ロイヤルホテルが昨年来安値を更新。スガイ化学工業、TBグループ、DNAチップ研究所、アイケイ、ラピーヌが売られた。
 
一方、ビットワングループがストップ高。ファーマフーズ、ベース、東京インキは昨年来高値を更新。ピーエイ、東京自働機械製作所、フリージア・マクロス、那須電機鉄工、川本産業が買われた。

 
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