米ドル円に壁。
【為替】米ドル円に壁。
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10日の東京外国為替市場は、米ドル円が続落した。序盤は108.260円まで上昇したが、中盤以降は売りが優勢で、水準を107円台後半まで切り下げた。
安値は107.755円である。米ドル円が昨日から下落している理由は、「国境の壁」を巡る米国の政治不安の高まりだ。
昨日もトランプ米大統領の途中退席により、民主党の上下両院とのトップ会談が中断するなど、問題の行き詰まり感が否めない。
壁建設を巡る協議は続く予定だが、トランプ米大統領の強硬な態度を見ていると、事態が早急に進展するとは思えない。
そのため、米ドル円は上値の重い状況がしばらく続きそうか。上値の抵抗帯としては109.00円を予想する。
[提供:カネツFX証券株式会社]