兜町カタリスト『櫻井英明』が日経平均株価や株主優待、投資信託、NISAなど幅広く紹介していきます。企業訪問を中心により密着した情報も配信中です。
会員情報作成
ログイン
初めてのお客様は、
『会員情報作成』から登録をお願い致します。
280円安と大幅続落、米国株安を受け
【市況】東京株式(寄り付き)=280円安と大幅続落、米国株安を受け
【寄り付き概況】

 
18日の日経平均株価は続落して始まった。始値は前週末比280円50銭安の2万8238円68銭。年明け以降の大幅上昇で高値警戒感が強く、利益を確定するための売りが先行している。
 
前週末15日に6日ぶりに反落した動きや、現地15日のNYダウが3日続落し、ナスダック総合指数が続落したこともあり、売りが先行。その後も、手じまい売りが優勢のもようで、軟調な展開を強いられているもよう。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、前週末15日の大阪取引所終値比140円安の2万8320円だった。
 
日経平均は30年ぶりの高値圏にあり、14日には取引時間中に2万9000円に迫る場面もあった。200日移動平均からの上方乖離(かいり)率は15日時点で24%近くあり、高値警戒感が強まっている。
 
バイデン次期米大統領が発表した新型コロナウイルス対策の追加支援策を巡り、事前に期待感からの買いが入っていたため、「噂で買って事実で売る」のスタンスから売りが出やすくなっている。米小売り指標の低迷で投資家心理も悪化している。東京市場でも景気に敏感な業種が大きく下げ、業種別では鉱業や鉄鋼、海運などが売られている。
 
米金融機関が2020年10〜12月決算を前週末に発表したが、市場予想を上回る内容だったにもかかわらず売られたため、投資家の慎重姿勢が強まっている。
 
JPX日経インデックス400と東証株価指数(TOPIX)も続落している。
 
個別ではファストリ、東エレク、ソフトバンクグループ(SBG)、ファナックなど値がさ株の下落が大きい。ソニー、TDKは軟調となっている。
 
半面、JR東海が堅調。ニチレイや味の素、第一三共などディフェンシブ銘柄が上げている。
a