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NYダウ反落し56ドル安 米中摩擦を警戒
【市況】NYダウ反落し56ドル安 米中摩擦を警戒

9日のNYダウ工業株30種平均は反落し、前日比56ドル21セント安の2万6430ドル57セントで終えた。
米長期金利が一時7年5ヵ月ぶりの高水準に達し、売りが先行。主要経済指標の発表が無いなか、11日から本格化する7-9月期決算内容を見極めたいとの思惑もあり、終日もみ合う展開となった。
 
貿易摩擦が強まるようなら、景気減速が想定より大きくなる可能性も示唆した。足元で米中関係の悪化への警戒感が高まっているだけに、建機のキャタピラーなど中国事業の比率が高い銘柄が売られた。
 
塗料大手PPGインダストリーズは8日の取引終了後、原材料価格や物流コストの上昇などを理由に7〜9月期の業績見通しを下方修正した。これを受け、9日の株式市場でPPGの株価が急落。ダウ・デュポンやスリーエムなど他の素材株もつれ安となり、ダウ平均を押し下げた。
 
一方、ダウ平均は高くなる場面もあった。アナリストが投資判断を「買い」に引き上げた小売りのウォルマートが上昇、原油高を受けてシェブロンなど石油株も買われた。米長期金利の低下を受けて、大型ハイテク株の一角が買い直されたのも相場を支えた。
 
ナスダック総合株価指数は4営業日ぶりに小反発し、同2.067ポイント高の7738.016で終えた。アナリストが前向きな収益見通しを示した電気自動車(EV)のテスラのほか、アマゾン・ドット・コムなどが堅調だった。
 
セクター別では、エネルギーや消費者サービスが上昇する一方で自動車・自動車部品や素材が下落した。
 
個別銘柄では、航空大手のアメリカン航空(AAL)は、7-9月期の有効座席マイルあたり旅客収入見通しを引き上げたものの、足元の原油上昇を受けて業績拡大に懐疑的な見方が広がり下落。住宅建設会社のDRホートン(DHI)は、決算内容が予想を下振れ軟調推移。
 
一方で、ピザチェーンのパパ・ジョンズ・インターナショナル(PZZA)は、アクティビストのトライアン・ファンドによる買収検討が報じられ上昇。コーヒーチェーンのスターバックス(SBUX)は、ビル・アックマン氏率いるパーシング・スクエアが同社株式を取得し上昇。
 
NYダウ工業株30種(ドル)
26,430.57−56.21
S&P500種
2,880.34−4.09
ナスダック
7,738.016+2.067             
 
米10年債利回り(%)
3.2082 -0.019
米2年債利回り(%)
2.8892 +0.000
 
NY金(ドル/トロイオンス)
1,191.50+2.90   
NY原油(ドル/バレル)
74.69−0.27
円・ドル
112.94 - 112.95−0.36      
 

 

【シカゴ日本株先物概況】

 
シカゴ日経平均先物は続落した。
12月物は前日比100円安の2万3525円で引け、9日の大取終値を55円上回った。
米中貿易摩擦や世界景気の減速への懸念が広がり、売られた。9日に国際通貨基金(IMF)が世界景気見通しを約2年ぶりに引き下げたほか、トランプ米大統領が中国への追加関税について改めて強硬姿勢を示した。
一時2万3320円まで売られた。高値は2万3625円。
 
シカゴ日経225先物12月限 (円建て)
23525 ( +55 )
シカゴ日経225先物12月限 (ドル建て)
23555 ( +85 )
( )は大阪取引所終値比



【欧州株式市場】

 
■イギリス・ロンドン株価指数
FTSE100 7237.59(+4.26)
FTSE100種総合株価指数は小幅ながら4営業日ぶりに反発した。前日8日の終値に比べ4.26ポイント高の7237.59で引けた。
この日のFT指数はジリ安。午後1時ごろには7200台を割り込んで7184.28と、4月9日以来半年ぶりの安値を付けた。売り一巡後は反発に転じ、終盤に辛うじて切り返した。
上昇・下落銘柄数は拮抗した。
イタリア市場で株価が回復したことも買い安心感につながった。もっとも英国の欧州連合(EU)離脱をめぐる先行き不透明感は根強く、上昇幅は限定的だった。
 
個別銘柄では、原油と銅価格の上昇を追い風に石油株と鉱業株が買われ、そろって全面高で引けた。なかでもロシアの鉄鋼大手エブラズの上げが目立った。午前は売りが先行していた郵便大手のロイヤル・メールは値ごろ感などに着目した買いが入り、4.3%高と大幅に上昇して引けた。
スーパーマーケットのテスコの上げも目立った。大手格付け会社フィッチ・レーティングが業績の見通しを引き上げたことが買い手がかりになった。
 
半面、一時買いが先行した時価総額の大きい銀行株、医薬品株、たばこ株がふたたび売りに押され、軒並み下落して引けた。
 
ブックメーカー(賭け屋)のパディパワー・ベットフェアは5.0%安と大幅に下げた。アイルランド政府が賭博税率を引き上げる計画との報道が響いた。アナリストが目標株価を引き下げた携帯電話サービスのボーダフォン・グループは2.5%安とふるわなかった。
 
 
 
■ドイツ・フランクフルト株価指数
DAX 11977.22(+30.06)
ドイツ株式指数(DAX)は5営業日ぶりに反発した。終値は前日8日と比べて30.06ポイント高の11977.22だった。イタリアの株式相場の上昇が波及し、他の欧州株もほぼ全面高となった。
 
個別銘柄では、前日8日に急落したオンライン決済サービスのワイヤーカードが10%近く上昇した。割安感に着目した買いが入った。IT(情報技術)のSAP、航空のルフトハンザも高くなった。
一方で電力のRWEは続落。自動車株も軟調だった。
 
 
 
■フランス・パリ株価指数
CAC40 5318.55(+18.30)
 
 
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