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44円安と様子見ムードで反落、
東京株式(前引け)=44円安と様子見ムードで反落、
25日前引けの日経平均株価は反落した。前日比44円71銭安の2万1241円28銭で前場の取引を終了した。
 
きょう前場の東京株式市場は様子見ムードのなか方向感の定まらない動き。途中プラス圏で推移する場面もあったが、前引けにかけて軟化しマイナス圏で着地した。
トランプ米政権が24日、イランに対する追加経済制裁を発表し、最高指導者のハメネイ師などを制裁対象に指定したことで中東情勢への懸念を背景にリスク回避の円買い・ドル売りが進み、自動車や電機など輸出関連銘柄の一角が売られ、再び下げに転じた。
 
週末に控える20カ国・地域首脳会議(G20大阪サミット)の内容を見極めたいとの雰囲気も強く上値が重かった。
 ただ、東証株価指数(TOPIX)は0.58ポイント高1548.32だった。JPX日経インデックス400は小幅に続伸した。
 
市場からは「米中首脳会談を前に手が薄いなか、円高や中国株安をにらみ、さえない展開だ。中東情勢を見極めたいとの空気もあり、海外投資家は見送り状態だ。ただ、下がれば買いが入り、比較的値持ちは良い方だ」との声が聞かれた。
 
前引けの東証1部の売買代金は概算で8038億円、売買高は4億8708万株だった。値下がり銘柄数は857銘柄、値上がり1184銘柄、変わらず103銘柄だった。

 
業種別株価指数(全33業種)は電気機器、輸送用機器、情報・通信業が下落し、その他製品、小売業、空運業などが上昇した。
 
個別では、石油輸出国機構(OPEC)が協調減産で合意する見通しと伝わり、原油需要の減少懸念から国際石開帝石やJXTGなど石油関連株の下げが目立った。ファーストリテイリングが値を下げ、ソニー、東京エレクトロンも軟調だった。ファナックも冴えない。アイティメディア、ワイヤレスゲートなどが大幅安となり、マクセルホールディングスも下落した。小野薬、大和ハウス、住友不が売られた。
 
半面、味の素やヤマトHD、ニトリHDの上昇が目立った。キーエンス、武田薬品工業は買いが優勢。アトラエが値を飛ばし、住友鉱やJFE、コマツ、日本アジア投資も上昇した。日立造船、東京海上、ホシデンなども買われた。
 
東証2部株価指数は続伸した。前日比14.24ポイント高の6510.39ポイントだった。
出来高2402万株。値上がり銘柄数は216、値下がり銘柄数は153となった。
 
個別では、オーミケンシが一時ストップ高となった。金下建設、北海道コカ・コーラボトリング、ブルドックソース、フォーシーズホールディングス、ニッセイなど6銘柄は年初来高値を更新した。平和紙業、イトーヨーギョー、リミックスポイント、エスティック、ファーマフーズが買われた。
 
一方、アイケイ、アップルインターナショナル、児玉化学工業が年初来安値を更新した。スーパーバッグ、サンセイ、Jトラスト、エプコ、TBグループが売られた。
 
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