【オープニングコメント】 弱含みの展開か。

16日の東京株式市場は、弱含みの展開か。
日経平均株価の予想レンジは、2万1500円−2万1800円。
NYダウ、ナスダック総合指数がともに上昇し史上最高値を更新した。米国株高の動きが波及することが期待されるが、利下げ期待から米10年物国債の金利が低下（価格は上昇）したことで、為替市場では、ドル・円が１ドル＝107円台の後半（前週末12日終値は108円36−38銭）と円高に振れている。
ユーロ・円も１ユーロ＝121円台の半ば（同122円06−10銭）も円高方向にあり、輸出関連銘柄には重しとなりそうで、上値は限られそうだ。大きく崩れることはないだろうが、今週末には参院選投開票、月後半には4-6月期の決算発表を控えており、積極的には動きづらいタイミング。売り買いをこなした後は、方向感に欠ける地合いが続くと予想する。

シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、12日の大阪取引所終値比35円安の2万1595円だった。
 
 
【好材料銘柄】
 
■インターライフホールディングス <1418>
3-5月期(1Q)経常は黒字浮上・通期計画を超過。
 
■クリエイト・レストランツ・ホールディングス <3387>
今期税引き前を13％上方修正。
 
■リーガル不動産 <3497>
株主優待制度を新設。毎年7月末時点で100株以上を保有する株主を対象に、一律クオカード1000円分を贈呈する。未定だった今期配当は5円に修正。
 
■レナウン <3606>
3-5月期(1Q)経常は黒字浮上・上期計画を超過。
 
■テラスカイ <3915>
3-5月期(1Q)経常は黒字浮上で着地。
 
■レイ <4317>
3-5月期(1Q)経常は4.7倍増益・上期計画を超過。
 
■東海ソフト <4430>
今期経常は11％増で3期連続最高益、5円増配へ。
 
■ヴィッツ <4440>
8月31日現在の株主を対象に1→2の株式分割を実施。最低投資金額は現在の2分の1に低下する。
 
■メタップス <6172>
9-5月期(3Q累計)税引き前が44倍増益で着地・3-5月期は黒字浮上。
 
■ロゼッタ <6182>
3-5月期(1Q)経常は3.7倍増益で着地。
 
■ベイカレント・コンサルティング <6532>
3-5月期(1Q)税引き前は2.3倍増益で着地。
 
■ａｎｄ　ｆａｃｔｏｒｙ <7035>
7月31日現在の株主を対象に1→2の株式分割を実施する。また、株主優待制度を新設。毎年8月末時点で100株以上を保有する株主を対象に、保有株数と保有期間に応じて5000〜2万2000ポイントの株主優待ポイントを付与する。さらに、スクウェア・エニックスと資本業務提携し、マンガアプリを中心とした出版領域のパートナーシップを強化するほか、小学館とはマンガアプリ「サンデーうぇぶり」のフルリニューアルで業務提携する。
 
■ユーピーアール <7065>
今期経常を一転17％増益に上方修正・最高益、配当も10円増額。
 
■ＩＤＯＭ <7599>
3-5月期(1Q)経常は9.3倍増益で着地。
 
■インターアクション <7725>
今期経常は9％増で3期連続最高益更新へ。発行済み株式数(自社株を除く)の1.57％にあたる17万4000株(金額で2億2000万円)を上限に自社株買いを実施する。買い付け期間は7月16日から8月15日まで。
 
■幸和製作所 <7807>
3-5月期(1Q)経常は5倍増益で着地。
 
■パソナグループ <2168>
今期経常は16％増で2期連続最高益、前期配当を4円増額・今期は1円増配へ。
 
■インフォマート <2492>
上期経常を17％上方修正・最高益予想を上乗せ。
 
■モバイルファクトリー <3912>
上期経常を33％上方修正・最高益予想を上乗せ。
 
■ＵＵＵＭ <3990>
今期経常は11％増で5期連続最高益更新へ。
 
 
【主な経済指標・スケジュール】

【国内】
16（月）
株式等の受渡日短縮化の実施（受渡日が約定日から起算して3営業目へ1日短縮）
《決算発表》
ブロンコＢ、スーパーツール、日本国土、ファーマライズ、ＰＣＮＥＴ、買取王国、トウキョベース、ＴＫＰ、バロック、サイバーＳ、アクロディア、ウォンテッドリ、マネフォワ−ド、市進ＨＤ、メタップス、テイツー、東京衡機、ＣＳランバー、くろ工、ポエック
 
【海外】
独7月ZEW景況指数（18:00）
米6月小売売上高（21:30）
米6月鉱工業生産（22:15）
米5月企業在庫（23:00）
《米決算発表》
ジョンソン・エンド・ジョンソン、ＪＰモルガン・チェース、ゴールドマン・サックス、ウェルズファーゴ

※株式スケジュールは予定の為、変更される場合があります。