一進一退か

日経平均株価は22円安（2万3494円）と小幅な下落ではあったが、終値で2万3500円を割り込んでおり、印象が悪い。
マザーズ指数は先週木・金でそれなりに下げたにもかかわらず、きょうも改めて売られる展開。こちらも終値で節目の1200ポイントを割り込んだ。
時価総額上位銘柄への売り圧力が顕著だ。見た目以上に投資マインドは傷んでいる。これらの銘柄に売り一巡感が出るまでは、その他の銘柄についても買い向かうのは「蛮勇」となる恐れがある。前週の当欄でキャッシュポジションをできるだけ高めておくのが得策としたが、中途半端に買い出動してはいけない。落ちてきたナイフをつかめば怪我をするのが道理で、「待つ勇気」も必要だろう。
 
明日27日の日経平均株価は一進一退の展開か。
今週後半から国内企業の4−9月期決算発表が相次ぐほか、11月3日には米大統領選挙を控える。米追加経済対策の行方や新型コロナウイルス問題など不透明要因を抱え、様子見気分が続くとみられる。
決算銘柄の値動きだけが派手になり、全体としては上値の重い状況が続くと予想する。
市場では、「見送り材料はいくらでもある。それらを確認していかないと動けない」との声が聞かれた。
 
 
■上値・下値テクニカル・ポイント(26日現在)
 
23974.53　　ボリンジャー:＋3σ(25日)
23872.95　　ボリンジャー:＋2σ(13週)
23795.73　　ボリンジャー:＋2σ(25日)
23616.93　　ボリンジャー:＋1σ(25日)
23560.47　　6日移動平均線
23544.92　　均衡表転換線(日足)
23539.17　　ボリンジャー:＋1σ(13週)
23524.58　　ボリンジャー:＋1σ(26週)
 
23494.34　　★日経平均株価26日終値
 
23465.53 　　新値三本足陰転値
23438.14　　25日移動平均線
23338.50　　均衡表基準線(日足)
23302.15　　均衡表転換線(週足)
23259.34　　ボリンジャー:-1σ(25日)
23205.40　　13週移動平均線
23159.48　　均衡表雲上限(日足)
23080.54　　ボリンジャー:-2σ(25日)
23076.22　　75日移動平均線
22901.75　　ボリンジャー:-3σ(25日)
22871.63　　ボリンジャー:-1σ(13週)
22646.11　　均衡表雲下限(日足)
22541.09　　26週移動平均線