兜町カタリスト『櫻井英明』が日経平均株価や株主優待、投資信託、NISAなど幅広く紹介していきます。企業訪問を中心により密着した情報も配信中です。
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???????「海外投資家復活」
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「海外投資家復活」
 
木曜のNY株式市場は上値を取る場面もあったが終盤に失速し反落。
気持ちの良い上昇の邪魔をしたのはトランプ大統領。
中国に関する記者会見を29日に行うと表明。
「市場は中国との武力による威嚇を懸念している」との見方だ。
また投稿などを巡る訴訟リスクからSNSを保護する法規則を見直す大統領令に署名したと発表。
ツイッターは4.4%、フェイスブックは1.6%それぞれ下落した。
週間新規失業保険申請件数(季節調整済み)は212万3000件。
前週の244万6000件からは鈍化したが10週連続で200万件を上回った。
市場予想は210万件だった。
10年国債利回りは0.696%。
2年国債利回りは0.174%。
ドル円は107円台後半で動意薄。
恐怖と欲望指数は53→50。
興味深いのはダラス地区連銀のカプラン総裁のコメント。
「米経済は底入れした公算が大きい。
大規模な新型ウイルス検査を実施できれば経済は健全に回復するだろう。
第3、第4四半期に約17%の成長を実現できる可能性がある。
ただ原油の供給過多は2021年に入っても解消されないだろう」。
 
 
木曜の日経平均は寄り付き193円高、終値497円高と4日続伸。
日足は今年初の4日連続の陽線。
これで木曜は9勝12敗。
日経ジャスダック平均は10日続伸。
東証1部の売買代金は3兆3816億円と4月30日以来の3兆円台。
TOPIXのFFW比率見直しの入れ替え商いが効いた。
値上がり1530銘柄(前日1431銘柄)。
値下がり583銘柄(前日662銘柄)。
新高値82銘柄(前日64銘柄)。
新安値銘0銘柄(前日0銘柄)。
3日連続ゼロ。
騰落レシオは136.27(前日131.53)。
NTレシオは13.89倍。
サイコロは8勝4敗で66.67%。
右肩上がりの25日線(20177円)からは8.62%のプラスかい離。
右肩下がりの75日線は20278円。
かすかに右肩上がりの転じた200日線(21656円)から1.20%のプラスかい離。
上回ったのは2月26日以来。
右肩上がりの5日線(21147円)から3.64%のプラスかい離。
上に控えていた26週線(21457円)、52週線(21619円)は上抜けた。
松井証券信用評価損益率速報で売り方▲16.008%(前日▲14.996%)。
買い方▲6.946%(前日▲7.186%)。
マザーズ銘柄ネットストック信用評価損益率で売り方▲21.202%(前日▲21.634%)。
買い方▲11.534%(前日▲10.366%)。
空売り比率は38.0%(4日連続40%割れ)。
空売り規制なしの比率は5.9%。
日経HVは25.0、日経VIは27.34。
日経平均採用銘柄の予想PERは20.61倍(前日20.02倍)。
EPSは1063円(前日1069円)。
暫定PERは16.80倍。
計算上のEPSは1304円。
東証1部全銘柄だと予想PERは24.31倍(前日23.78倍)。
前期基準では18.13倍。
225のPBRは1.08倍。
BPSは20292円(前日20399円)。
東証1部全銘柄のPBRは1.19倍。
225先物採用銘柄の益回りは4.85%(前日5.00%)。
配当利回りは1.68%。
ドル建て日経平均は203.21(12月13日が219.64)。
東証1部単純平均株価は11円高の2111円。
(2019年末2327円、2018年末2077円、2017年末2946円)。
売買単価は1619円(前日1630円)。
東証1部の時価総額は601兆円。
シカゴ225先物終値は大証日中比115円安の21915円。
高値22100円、安値21575円。
大証夜間取引終値は日中比140円安の21890円。
気学では「弱体日。吹き値売り方針」。
月曜は「初め高いと後安の日。戻り売り方針良し」。
火曜は「安値を求めて急伸することあり」。
水曜は「数日来高続きの時は反落を見せる」。
木曜は「下放れ、突っ込みは買い。逆なら見送るべし」。
金曜は「案外高き日なり。逆に安き時は翌日高し」。
ボリンジャーのプラス1σが20843円。
プラス2σが21510円。
プラス3σが22177円。
一目均衡の雲の上限は20176円。
8日連続で雲の上。
勝手雲の上限は20150円で30日連続勝手雲の上。
RSIが77.99。
RCIが93.68。
2月21日−25日の23378円−22950円の大きなマドが待っている。
今週の火・水・木株高アノマリーは成就。
今年9勝10敗の金曜日。
週足陽線基準20741円。
月足陽線基準19619円。
今週の4日続伸で日経平均は1527円上昇。
一休みの週末の可能性は大きい。
ポイントは「引け際の魔術師」の存在だろうか。
 
《今日のポイント》
 
(1)東証1部時価総額600兆円台乗せをキープできるか(過去何度も跳ね返された水準)
 
(2)週足(2週連続)・月足(2か月連続)ともに陽線
   13週線が右肩上がりに
 
(3)25日線(20177円)からは8.62%のプラスかい離は第2次限界水準
   一方200日線(21656円)はかすかに右肩上がりに転じた
 
(4)空売り比率は4日連続40%割れ、新高値ゼロは3日連続
 
(5)大引けにMSCIの指数パッシブ売買変更での銘柄入れ替えの商い
   (採用9銘柄、除外9銘柄、FIF変更53銘柄、株数変更36銘柄)
   昨日の3兆円台はTOPIXのFFWの影響での結果(商いが盛り上がった訳ではない)
 
(6)先週から海外投資家の買い越し復活
   対内投資では754億円買い越し
   投資主体別では現物772億円買い越し
   先物合算で15週ぶりに3892億円の買い越し
   壮大な買戻しワールドへの予感
 
 
(7)ポイントは「引け際の魔術師」の出現
 
(8)下手な相場観、斜に構えた相場観、古色蒼然とした相場観、我田引水ご都合主義的データの乱用、
   そして「注意しましょう、警戒しましょう」という無責任な言葉に惑わされないこと
 
★因みに来月のリバランス関連
 1日(月)MSCI日本指数 半期リバランス実施
19日(金) WisdomTree Japan Hedged Equity Fund リバランス売買インパクト
22日(月) WisdomTree Japan Hedged Equity Fund 年次リバランス実施
30日(火)JX400/JPX中小型 定期入替え選定基準日
     FTSE日本指数9月半期リバランス基準日
 
 
今年の曜日別勝敗(5月28日まで)

月曜8勝10敗
火曜10勝9敗
水曜10勝9敗
木曜9勝12敗
金曜9勝10敗。
 
木曜のNYダウは147ドル安の25400ドルと反落。
一時25758ドルまで上昇したが引けにかけて反落。
NASDAQは48ポイント安の9368ポイント。
高値は9523ポイント。
S&P500は6ポイント安の3029ポイント。
ダウ輸送株指数は145ポイント安の9005ポイント。
SOX指数は2.31%下落。
VIX指数は28.65。
3市場の売買高は112.5億株(過去20日平均は112.6億株)。
225先物CME円建ては大証日中比115円安の21915円。
ドル建ては大証比日中比110円安の21920円。
ドル円は107.63円。
10年国債利回りは0.696%。
2年国債利回りは0.174%。
 
 
スケジュールを見てみると・・・
 
【6月】陽線確率7勝3敗、(陽線確率70%)、過去15年10勝5敗(1位)
    気学では「利を優先するより、損をしないよう売り方針」
 
 1日(月):法人企業統計、米ISM製造業景況感、建設支出
 2日(火):マネタリーベース、
 3日(水):米ADP雇用レポート、ISM非製造業景況感
 4日(木):米貿易収支、ECB理事会、変化日
 5日(金):景気動向指数、家計調査、米雇用統計、消費者信用残高
 6日(土):東京メトロ日比谷線に虎の門ヒルズ開業
 7日(日):沖縄県議会選挙、中国貿易収支
 8日(月):GDP確定値、景気ウォッチャー調査
 9日(火):マネーストック、米FOMC(→10日)、世界最大のゲーム見本市「E3」(ロス)は中止
10日(水):国内企業物価指数、機械受注、パウエルFRB議長会見、消費者物価、財政収支、中国生産者・消費者物価、変化日
11日(木):景気予測調査、米生産者物価
12日(金):メジャーSQ、米輸出入物価、ミシガン大学消費者信頼感
 
良い週末を・・・。
 
◇━━━ カタリスト━━━◇
 
ヤマシンF(6240)・・・動兆
 
ヤマシンフィルタに注目する。
同社は建設機械の油圧回路に用いるフィルタ世界首位。
世界シェアは70%水準でトップ。
産業機械、電子部品製造工程フィルタも手掛ける。
中国のインフラ整備は拡大。
中国のトップシェアも視野。
マスクのフィルタへの進出は期待感。
小売りネットの拡大や抗菌商品などフィールドは拡大しよう。

(兜町カタリスト櫻井)
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