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受難が続く、米ドル円。
【為替】受難が続く、米ドル円。
[概況]


「イランはとても大きな間違いを犯した」。昨夜、米国の無人偵察機がイランによって撃墜されたことに対する、トランプ米大統領のツイートである。
 
これを受け、20日の欧米為替市場はリスク回避の流れが強まり、米ドル円が安値107.200円まで下落した。報道によると、米国機を撃墜したのはイラン革命防衛隊(IRGC)で、撃墜は米国機がイラン領空を侵犯したからであると主張。
 
しかし、米中央軍は領空侵犯を否定しており、撃墜はイラク領空ではなくホルムズ海峡付近の公海上空だとし、両者の意見は真っ向から対立している。さて、米国とイランは先日のタンカー攻撃以来、対立が激化していたが、今回の一件でその緊張はさらに高まったと言え、一部からは偶発的な軍事衝突を危惧する声も上がっている。
もちろん、それは為替市場にとってもリスクであり、特に早期利下げ観測が高まる米ドル円にとっては、一層の重しとして意識されそうだ。というわけで、本日の米ドル円は下落を予想する。
 
上記の悪材料に加え、日足チャートを見ても直近の安値(6/5の107.800円)を下抜け地合いの弱さが否めないからだ。短期的な下値目処は、節目107.00円を予想し、同水準を下抜けると1/3安値106.175円までの下落を予想する。
 


[提供:カネツFX証券株式会社]

 
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