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様子見ムードが強まるか

様子見ムードが強まるか
 
あす7日の東京株式市場は、為替にらみの展開が続こう。
米国ツートップの発言機会を前に様子見ムードが強まると予想する。
あす7日の米国では、パウエルFRB議長の講演とバイデン大統領による一般教書演説が予定されている。
日経平均はきょう2万7500円を大きく上回ってきただけに、節目より上をキープできるかが注目される。
 
6日未明の日銀次期総裁を巡る報道で円相場は一時1ドル=132円台半ば(前週末3日の東京市場午後5時時点で128円59−62銭)まで円安・ドル高が進行した。
政府が現日銀副総裁の雨宮正佳氏に次期総裁を打診したとの観測報道が株高をもたらした。
現行の金融緩和策が延長される可能性が高い人選と受け止められ、買い安心感につながった。円安メリットの輸出関連株を中心に広範囲に物色され、日経平均株価は一時300円超上昇した。買い一巡後は円安一服もあって伸び悩んだが、4連騰して2万7693円(前日比184円高)で引けた。
 
 前週末3日の米国株安や、日本時間6日の時間外取引での米株価指数先物安への反応は乏しく、為替主導の展開だった。引き続き為替動向が株価指数を左右する可能性が高いだけに、円相場がどう推移するかが注目される。
 
 一方、上値では戻り売りへの警戒感が指摘される。市場では、「日経平均2万8000円をにらむ水準は戻り売りが増えてくるレベルであり、上値が重くなってくる」、「決算ラッシュの最中でもあり、この辺りで一服してもいい。ここからは、しばらく売り物をこなしつつ、足場固めのイメージだ」との声が聞かれた。
 
 
■上値・下値テクニカル・ポイント(6日現在)
 
 
29529.39  ボリンジャー:+3σ(13週)
28953.58  ボリンジャー:+2σ(26週)
28736.29  ボリンジャー:+2σ(13週)
28624.12  ボリンジャー:+3σ(25日)
28144.35  ボリンジャー:+1σ(26週)
27984.88  ボリンジャー:+2σ(25日)
27943.19  ボリンジャー:+1σ(13週)
27738.76  均衡表雲上限(週足)
 
27693.65  ★日経平均株価6日終値
 
27498.55  均衡表転換線(日足)
27452.09  6日移動平均線
27422.37  均衡表基準線(週足)
27395.01   新値三本足陰転値
27345.63  ボリンジャー:+1σ(25日)
27335.12  26週移動平均線
27304.34  均衡表雲上限(日足)
27256.89  75日移動平均線
27232.89  200日移動平均線
27161.88  均衡表雲下限(週足)
27150.09  13週移動平均線
27107.02  均衡表雲下限(日足)
26928.79  均衡表転換線(週足)
26741.56  均衡表基準線(日足)
26706.38  25日移動平均線
 
 
ローソク足は小陰線を描き、上値はやや重かった。しかし、週足の一目均衡表で雲上限(今週は27736.76円)を上回る場面があったほか、25日移動平均線や日足一目均衡表の転換線と基準線が上向きで引けており、先週からの上値拡張トレンドの継続を示唆した。昨年12月16日高値を下端とするマド埋めが本日スタートしており、マド上端(12月15日安値27987.54円)が次の上値目標として射程に入る形となった。
 
 
 
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