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320円高と3日続伸、米中景気改善期待で買い先行 
東京株式(前引け)=320円高と3日続伸、米中景気改善期待で買い先行 
15日午前の日経平均株価は続伸した。前週末比320円15銭高い2万2190円71銭で前場を終えた。
米金融機関の良好な決算や中国の景気改善期待を背景に12日の米株式相場が上昇受け、東京株式市場でも幅広い銘柄に、海外投資家らの買いが入った。
日経平均株価は取引時間中としては昨年12月4日以来およそ4カ月ぶりに2万2000円を上回った。
 
12日の取引終了後に中国人民銀行(中央銀行)が発表した3月末時点の人民元建て銀行融資残高が市場予想以上に増加したことなどが好感され、機械や電気機器など景気敏感株への買い戻しが相場を押し上げた。融資増加や米株高を受けて中国・上海総合指数が一時2%高となったのをはじめ、アジアの主要株価指数が堅調に推移したことも投資家心理の支えとなった。
 
JPX日経インデックス400と東証株価指数(TOPIX)も反発した。米銀大手の好決算や日米長期金利の上昇を受けて利ざや縮小による業績悪化懸念が和らぎ、メガバンクなど金融株にも買いが向かった。
 
前引け時点の東証1部の売買代金は概算で1兆2415億円と12日の同時点(1兆1406億円)も上回った。
 
売買高は6億5885万株だった。東証1部の値上がり銘柄数は全体の9割にあたる1930。値下がり銘柄数は176、変わらずは34銘柄だった。
 
業種別株価指数はその他製品、電気機器、銀行業、保険業など全33業種が上昇した。
 
個別では、ソフトバンクグループ(SBG)が大商いで高く、ファストリ、任天堂、京セラが高い。ファナック、安川電機、キーエンスなどFA関連株にも物色の矛先が向いた。テルモやリクルートも上昇した。ベイカレント・コンサルティング、イワキが値を飛ばし、ベクトルも大幅高。ルネサスエレクトロニクスも人気となった。
 
半面、スズキが値を下げ、大和ハウス工業も売られた。ディップが急落、コシダカホールディングスも安い。KDDIや塩野義、楽天も下落した。


東証2部株価指数は6日ぶりに反発した。前週末比29.99ポイント高の6849.86ポイントとなった。
出来高2228万株。値上がり銘柄数は242、値下がり銘柄数は150となった。
 
個別では、JESCOホールディングス、リスクモンスター、神島化学工業、櫻護謨、岡本工作機械製作所など8銘柄が年初来高値を更新した。FRACTALE、インスペック、東京衡機、ダイコー通産、ミロクが買われた。
 
一方、ビットワングループ、トーヨーアサノ、明星電気、竹田印刷、くろがね工作所など6銘柄が年初来安値を更新した。エヌリンクス、オリエンタルチエン工業、鉄人化計画、パシフィックネット、セイヒョーが売られた。


 
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