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142円高 堅調推移、米株高と円高一服で安心感
東京株式(前引け)=142円高 堅調推移、米株高と円高一服で安心感
11日午前の日経平均株価は反発した。午前の終値は前日比142円36銭高の2万0306円16銭。上昇幅は一時200円を超えた。
東証株価指数(TOPIX)は4.79ポイント高の1526.80と、ともに堅調に推移した。
 
前日のNYダウ工業株30種平均が5営業日続伸したほか、為替の円高・ドル安が一服し、朝方から買いが先行した。
日経平均株価は2万0300円前後の水準を保ちながら堅調に推移した。2018年9〜11月期の決算はさえなかったものの、ユニクロの12月既存店売上高が好調だったファーストリテに買いが集まり、1銘柄で日経平均を約110円押し上げた。
 
1月限の日経平均先物ミニ・オプションの特別清算指数(SQ)が小幅な買い越しだったことも若干の押し上げ材料だったようだ。特別清算指数(SQ)推定値は2万290円67銭。
 
ただ、中国での投資抑制を理由に2019年2月期の業績見通しを下方修正した安川電が朝高後に下落。ファナックも買い一巡後に売りが優勢となるなど、設備投資関連株に戻り待ちの売りが増えた。ユニファミマやセブン&アイなどの小売株の下落も相場全体の重荷となった。
 
市場関係者は「盛り上がりに欠けるが、SQや円高一服、米中協議の進展期待などが重なり、しっかりした値動きになった」と話していた。
 
東証1部の出来高は6億8819万株、売買代金は1兆3387億円。騰落銘柄数は値上がり1118銘柄、値下がり910、変わらず98銘柄。
 
業種別株価指数(33業種)では、電気・ガス業、輸送用機器、電気機器の上昇が目立った一方、小売業、倉庫・運輸関連業、水産・農林業が下落した。
 
個別では、ファーストリテイリングが大幅高、武田薬品工業も商いを伴い上値追い。英国で計画する原子力発電所の建設事業を中断すると伝わった日立が急伸した。アドテストや東エレクが上昇したほか、TDKや京セラなど電子部品株も高い。PR TIMES、マニーが値を飛ばした。
 
一方、ユニー・ファミリーマートホールディングスが軟調、セブン&アイ・ホールディングスも売りに押された。セコムやKDDIが安い。大塚HDやヤマハも下落した。村田製作所も安い。技研製作所、吉野家ホールディングスが大幅下落、ラウンドワンも値を下げた。
 
東証2部株価指数は前日比36.69ポイント高の6459.92ポイントと反発した。
出来高3490万株。値上がり銘柄数は243、値下がり銘柄数は130となった。
 
個別では、デュアルタップがストップ高。日本パワーファスニング、ショクブン、さいか屋、図研エルミック、トリニティ工業が買われた。
 
一方、トーヨーアサノ、ビットワングループ、岡野バルブ製造、価値開発、小池酸素工業が売られた。
 
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