模様眺めムード
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来週10日が山の日の祝日で3連休となることや、夏季休暇の本格化も見込まれ、機関投資家の参加が減少するとみられる。
6日の東証1部の売買代金が7日ぶりに2兆円を割り込んでおり、「参加者減少による、こう着相場がすでに始まっている」との声も聞かれた。
また、6日の東京都の新型コロナの新規感染者数が360人(概算)と報じられ、10日連続で200人超となった。東京以外の大都市でも増加傾向にあるなか、通常であれば帰省シーズンを迎えることになるが、引き続き感染者数の増減にも関心が向かうとみられる。
明日は米雇用統計の発表前かつ、東京市場は三連休前で、基本的には買いは手控えられるだろう。米国株の基調が強いため売り込みづらい局面でもあるが、一段と円高が進んだ場合には、リスク回避ムードが強まる可能性はある。
今週は週初に跳ねているため、週間上昇は達成できそうだが、25日線(2万2512円、6日時点)や節目の2万2500円が抵抗となりつつある。ここでもたついたり跳ね返されたりするようだと、戻り売り圧力が強くなる懸念がある。
これらを上回って週を終えることができれば万々歳だが、弱かった場合は、直近の安値が4日(2万2379円)、5日(2万2356円)、6日(2万2362円)と2万2350円どころに集中しており、この近辺までで下げ止まってほしいところだ。
■上値・下値テクニカル・ポイント(6日現在)
23340.61 ボリンジャー:+3σ(25日)
23064.69 ボリンジャー:+2σ(25日)
22892.60 ボリンジャー:+1σ(13週)
22840.37 ボリンジャー:+1σ(26週)
22795.40 均衡表雲上限(週足)
22788.76 ボリンジャー:+1σ(25日)
22512.84 25日移動平均線
22418.15 ★日経平均株価6日終値
22357.84 均衡表転換線(週足)
22337.78 均衡表基準線(日足)
22291.88 6日移動平均線
22276.10 均衡表転換線(日足)
22236.92 ボリンジャー:-1σ(25日)
22191.86 均衡表雲上限(日足)
22113.36 均衡表雲下限(週足)
22049.01 13週移動平均線
21974.01 200日移動平均線
21960.99 ボリンジャー:-2σ(25日)
21685.07 ボリンジャー:-3σ(25日)
21640.36 75日移動平均線
ローソク足は陰線を引き、終値は25日線を再び下回ったが、ザラ場高値と安値はともに前日水準を上回った。5日線は上向きをキープしたほか、パラボリックが買い転換し、短期的な買い圧力の増大を窺わせた。一目均衡表は転換線が2日連続で下降する一方で遅行線は強気シグナル発生を継続。基準線が本日も横ばいで方向感が出にくかった。