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来週の相場は、堅調展開か。

来週の相場は、堅調展開か。
今週は様々なイベントに一進一退も、週を通しては堅調となった。米朝首脳会談は終始円満ムードで進み、地政学リスクの後退を期待した買いが入った。6月FOMCでは政策金利が0.25%引き上げられ、年内の利上げ予測は3回から4回に引き上げられた。ただ、ほぼ織り込み済み。
為替は円高に振れたことから、FOMCを受けた株価の反応は売りとなった。
 
ECB理事会では量的緩和の年内終了が決まったが、低金利政策は当面維持する方向となったことから欧州株が上昇。日本株もこれを好感する動きとなった。日銀会合の金融政策は現状維持でほぼニュートラル。
これらの材料をこなしながら、日経平均は週間では約157円の上昇となり、週足では2週連続で陽線を形成した。
 
15日の大引けの日経平均株価は前営業日比113円14銭高の2万2851円75銭と反発。
円安を受けて自律反発をみせたが、ファーストリテ、TDKの2社で日経平均を約67円押し上げており、引き続きインデックスに絡んだ売買の影響が大きい。
 
 
さて、来週の相場は、堅調展開か。
米朝首脳会談を無難に消化したことと併せて、市場のリスク要因が低下しており、押し目があれば買いが入り、底堅い地合いが続くと考える。
ただし、トランプ米大統領が、課税対象となる中国からの輸入製品について改定版ともいえるリストを、早ければ現地15日にも公表するとの観測が浮上しており、米中貿易摩擦を巡る懸念が株式相場の重荷となりそうだ。
また、週末にOPEC総会が開催されることなどから、大型株の上値は重くなる可能性がある。
 
一方で、中小型株市場は賑わいそう。19日にはメルカリがマザーズに新規上場する。
メルカリ以降のIPOも注目度の高いものが多く、特に個人投資家の資金流入が期待できるだろう。
 
 
■上値・下値テクニカル・ポイント(15日現在)

 
24109.10  ボリンジャー:+3σ(13週)
24051.34  ボリンジャー:+2σ(26週)
23467.06  ボリンジャー:+2σ(13週)
23445.51  ボリンジャー:+3σ(25日)
23207.44  ボリンジャー:+1σ(26週)
23181.53  ボリンジャー:+2σ(25日)
22917.55  ボリンジャー:+1σ(25日)
 
22851.75  ★日経平均株価15日終値
 
22825.01  ボリンジャー:+1σ(13週)
22822.27  6日移動平均線
22740.81  均衡表転換線(日足)
22653.58  25日移動平均線
22491.02  均衡表基準線(日足)
22411.41  均衡表転換線(週足)
22389.60  ボリンジャー:-1σ(25日)
22363.54  26週移動平均線
22358.43  新値三本足陰転値
22238.42  均衡表基準線(週足)
22214.89  均衡表雲上限(日足)
22182.96  13週移動平均線
 
 
昨日に下降した5日線が再び上昇に転じたほか、25日線や75日線が上向きを保ったが、ザラ場高値は昨日高値を抜けず、上値は重かった。
週足では2週連続の上昇となり、6週線や13週線は上昇を持続し、中長期的には上昇トレンドが続いているもようだ。
一方、ボリンジャーバンドでは、前日に上値抵抗線となった+1σを超えられず、+1σ付近での上値の重さを再確認する形となった。
 
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