売り買い交錯、上値に重さ
【市況】東京株式(寄り付き)=売り買い交錯、上値に重さ
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26日の日経平均株価は小幅続落して始まった。始値は前日比25円36銭安の2万7105円98銭。
前日の欧州株市場は主要国株指数が揃って反発する展開となったが、米国株市場ではNYダウやナスダック総合株価指数などが、引き続きボラティリティの高い不安定な動きとなった。NYダウは朝方急落後に下げ渋り、終盤プラス圏に浮上する場面があったものの、結局戻し切れず小幅マイナス圏で着地。
また、ハイテクセクターには売り圧力が強く、ナスダック総合株価指数は引けにかけて売り直された。東京市場でもFOMCの結果発表を見極めたいとの思惑があるほか、ウクライナ問題なども重荷となっており、積極的に上値を買い進む動きは見込みにくい。米株価指数先物の動きを横にらみに方向感の定まりにくい地合いが想定される。
セクター別では、食料品、情報・通信業、電気機器、サービス業、パルプ・紙などが値下がり率上位、鉱業、海運業、精密機器、保険業、非鉄金属などが値上がり率上位に並んでいる。
東証1部の売買代金上位では、ソフトバンクG、東エレク、ローム、キーエンス、ファナック、村田製、リクルートHD、NTT、楽天グループ、アステラス薬、日本M&Aなどが下落。 他方、ソニーG、任天堂、レーザーテック、ファーストリテ、HOYA、ディスコ、武田薬、日本郵政、日本製鉄、住友鉱、マツダなどが上昇している。