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NYダウ268ドル安、ISM悪化や貿易摩擦懸念
【市況】NYダウ268ドル安、ISM悪化や貿易摩擦懸念
 
2日のNYダウ工業株30種平均は前週末比268ドル37セント安の2万7783ドル04セントと続落し、この日の安値圏で終えた。下げ幅は10月8日以来の大きさだった。
 
11月のサプライマネジメント協会(ISM)製造業景況感指数の悪化で米景気懸念が高まった。トランプ米大統領が一部の南米産鉄鋼などへの追加関税の発動を示唆し、投資家心理の悪化につながった。
ISM製造業指数は48.1と前月から0.2ポイント低下し、市場予想(49.4)に反して落ちこんだ。好不況の境目である50を4カ月連続で下回り、米製造業の業績悪化が米経済成長の重荷になると懸念された。
 
市場では米経済の先行きへの懸念が広がり、景気動向に敏感な資本財や半導体などの銘柄を中心に売りが膨らんだ。航空機のボーイングや航空機・機械のユナイテッド・テクノロジーズなど資本財株に売りが膨らんだ。
 
11月に上昇が目立ったハイテク株が総じて下げた。スマートフォンのアップルに加え、エヌビディアなど半導体関連株の下げも目立った。アマゾン・ドット・コムやアルファベット、マイクロソフトなど主力ハイテク株も軒並み下げた。
 
また、トランプ氏は2日、「ただちにブラジルとアルゼンチンから輸入する鉄鋼とアルミニウムに追加関税を課す」とツイッターに投稿した。中国との貿易交渉で「第1段階」の合意に見通しが立たないなか、米国とその他の諸国で貿易摩擦が広がると警戒された。
 
米主要株価指数は米中貿易交渉の進展期待や米金融緩和の長期化観測から11月に過去最高値の更新が続いた。相場の過熱感から利益確定の売りが出やすかった。
 
先週末に本格的に始まった米年末商戦は、感謝祭翌日の「ブラックフライデー(黒字の金曜日)」のインターネット通販売上高が過去最高になったと伝わった。ただ、「ネット通販の売り上げが記録を更新するのは当たり前」といった冷ややかな見方もあり、小売株などの買いにはつながらなかった。
 
セクター別では、食品・飲料・タバコや家庭用品・パーソナル用品が上昇する一方で不動産や資本財が下落した。
 
ナスダック総合株価指数は前週末比97.484ポイント(1.1%)安の8567.987で終えた。
 
 
NYダウ工業株30種(ドル)
27,783.04−268.37
S&P500種
3,113.87−27.11
ナスダック
8,567.987−97.484
NY金(ドル/トロイオンス)
1,472.70+11.90
NY原油(ドル/バレル)
55.96+0.79
円・ドル
108.96 - 108.97−0.63

 

【シカゴ日本株先物概況】


シカゴ日経平均先物は続落した。
12月物は前週末比115円安の2万3215円で引け、2日の大取終値を345円下回った。
米11月ISM製造業景況指数が前月に引き続き節目となる50を割り込み、製造業の不振が示され、売りが先行。中国が米国での香港人権・民主主義法案の成立を受け、報復措置を実施したほか、トランプ大統領がブラジルとアルゼンチンに対する鉄鋼・アルミニウム関税措置を復活させる意向を示し、貿易摩擦への投資家心理の悪化から終日下落となった。
 
この日の12月物安値は2万3070円、高値は2万3590円。
 
 
シカゴ日経225先物12月限 (円建て)
23215 ( -345 )
シカゴ日経225先物12月限 (ドル建て)
23215 ( -345 )
( )は大阪取引所終値比






【欧州株式市場】

 
■イギリス・ロンドン株価指数
FTSE100 7285.94(-60.59)
FTSE100種総合株価指数は3日続落した。前週末の終値に比べ60.59ポイント安の7285.94で引けた。
中国の企業景況感の改善を受けて午前は上昇していたが、午後に米国株が下がって始まると、主要な欧州各国株式相場とともに下落に転じた。銀行株の下げが株価指数を押し下げた。また、米サプライ管理協会(ISM)が発表した11月の米製造業景況指数が市場予想を下回り、景気減速懸念が強まった。また、トランプ米大統領がブラジルとアルゼンチンから輸入する鉄鋼・アルミニウムの関税引き上げも表明したことも重しとなった。
構成銘柄の約8割が下落した。
 
個別銘柄では、ネット専業スーパーのオカド・グループは7%超下がった。日本のイオンとの業務提携に関連した設備投資の資金調達もあり、債券を発行したことが売りにつながった。ファッションのバーバリー・グループは4%超下落した。アナリストが投資判断を引き下げた旅行のTUIも大幅安となった。
 
半面、ブックメーカー(賭け屋)のフラッター・エンターテイメントとたばこのインペリアル・ブランズは上昇した。石油大手ロイヤル・ダッチ・シェルはA株(0.2%高)、B株(0.5%高)と買われた。
 
 
■ドイツ・フランクフルト株価指数
DAX 12964.68(-271.70)
ドイツ株式指数(DAX)は3日続落した。終値は前週末と比べて271.70ポイント(2.05%)安の12964.68だった。1銘柄を除くすべての銘柄が下落した。
中国の企業景況感の改善を受けて、主要な欧州各国株式相場とともに上がって始まった。ただ午後には下落に転じ、米国株が下がって始まると一段安となった。
 
個別では、電力のRWEと工業用ガスのリンデが大幅安と目立った。一方、上昇したのは、ハイデルベルクセメントだけだった。
 
 
■フランス・パリ株価指数
CAC40 5786.74(-118.43)
フランスの株価指数CAC40の終値が前週末に比べて2%下落した。
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