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127円高 続伸、海外投資家の買い観測も
東京株式(前引け)=127円高 続伸、海外投資家の買い観測も
17日前引けの日経平均株価は前営業日比127円11銭高の2万2724円46銭と続伸。
東証株価指数(TOPIX)は15.62ポイント高の1745.69と、ともに堅調だった。
 
きょう前場の東京株式市場は総じて買い優勢の展開が続いた。
取引開始から10分程度は、前週末に日経平均株価が急伸した反動による利益確定売りと米NYダウの上昇を好感した買いが交錯した。
その後は次第に買いが優勢となり、日経平均は前場中盤に前週末比154円68銭高の2万2752円03銭まで上昇した。株価指数先物に海外投資家とみられるまとまった買いが入り、相場全体を押し上げた。
 
外国為替市場では1ドル=112円台半ばまで円安が進む場面があり、これも買い安心感につながった。米中貿易摩擦への警戒感はくすぶるものの、好調な米国経済やそれに伴うドル高期待が日本株買い戻しの背景となっている。売買代金も増勢顕著で全体の77.7%の銘柄が上昇する買い意欲の強い地合いとなった。
 
JPX日経インデックス400も続伸した。
市場では「短期売買を得意とする海外投資ファンドが株価指数先物に買いを入れたことで、安心感が広がった」との見方が出ていた。
 
前引けの東証1部の売買代金は概算1兆2559億円、売買高は7億1855万株だった。
東証1部の値上がり銘柄数は1630、値下がりは396、変わらずは71だった。
 
業種別株価指数(全33業種)は情報・通信業、その他製品、銀行業などが上昇し、電気機器、鉱業、石油・石炭製品が下落した。

 
個別では、トヨタ自動車が堅調、任天堂も買い優勢。ソフトバンクグループは大量の買いで12営業日続伸。三菱UFJ、三井住友が値上がりし、みずほFGは小幅高。マネックスグループが物色人気、コロプラも上昇した。タマホームが急伸、古野電気、パソナグループも値を飛ばした。
 
半面、安川電機、ファナックなどが軟調、キーエンス、SMCも売られた。国際帝石、JXTGが値下がりし、コマツ、三菱商は軟調だった。インターアクション、IDOMが急落したほか、日本トムソン、イー・ガーディアン、ペッパーフードサービスなども安い。
 
東証2部株価指数は前週末比2.86ポイント安の7348.57ポイントと反落した。
出来高3448万株。値上がり銘柄数は233、値下がり銘柄数は179となった。
 
個別では、バナーズ、関門海、自重堂、神鋼環境ソリューション、トリニティ工業など11銘柄が年初来安値を更新。アドテック プラズマ テクノロジー、アサヒ衛陶、JESCOホールディングス、パシフィックネット、アクロディアが売られた。
 
一方、アイケイ、セイヒョー、あじかん、日本ギア工業、朝日インテックが年初来高値を更新。JMACS、鉄人化計画、日本抵抗器製作所、NCS&A、岡山県貨物運送が買われた。


 
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